柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

今日、わたしが『創』の篠田編集長に送ったメール

2014年10月21日 16時53分11秒 | 日記

『創』編集部
篠田博之さま

篠田さんの方で、

原稿料の未払金の正確な額を計算していただけないようなので、
税理士に問い合わせて、こちらも入金額を確認しました。
いま、執筆した原稿枚数を計算しているところです。

昨夜、篠田さんから届いたメールに「1回分5万円です」と書かれていましたが、
出版業界の慣例として、1回いくらでは著者には依頼しないし、『創』編集部も1回いくらの料金体系にはなっていませんよね?

「それぞれ勘案して支払額を調整しています」という一文も意味がわかりません。
400字詰原稿用紙1枚いくらと設定した上で、掲載した原稿枚数から支払額を割り出すのが、出版業界の常識です。

「お尋ねの『原稿を何枚書いたか』というのは、算出は困難です。いただいた原稿枚数をゲラで大幅加筆したり、写真を入れてスペースを埋めたりしているからです。掲載したものを1行ずつ数える方法もありますが、それをやると数日かかると思います」

というお返事ですが、わたしが『創』に掲載された原稿枚数と未払金を、篠田さんに問い合わせたのは、10月15日で、今日で1週間経っています。面倒くさがらずに計算してください。


わたしが記憶していた、連載エッセイ依頼時(2007年6月)の条件は、「原稿用紙3枚で5万円」というものでした。
しかし、税理士に問い合わせて振込額を確認した上で、昨夜篠田さんから送っていただいた「原稿料明細」と照らし合わせたところ、『創』から振り込まれた額は5万4000円でした。源泉徴収税10%を差し引かれているので、稿料は6万円です。
つまり、原稿用紙1枚2万円(3枚なので、6万円)という計算ですよね?

その後、1回分の原稿枚数が増えた後も(特別編として原稿用紙50枚書いた回もあります)、その条件(原稿用紙1枚2万円)を改定するご提案はなかったので、最初に提示された条件は生きていると考えるのが普通です。

わたしは執筆枚数を割り出し、1枚2万円で、未払金を計算いたします。

なお、2010年7月に(寺島しのぶさんとの対談の)対談料として振り込まれた額は、3万円です。
『創』誌上で行った他の4人との対談料の未払金は、一律3万円として計算してよろしいですか?

万が一、わたしが対談した方々に対談料を払っていないのであれば、失礼にあたるので、早急にお支払いください。

柳美里
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