【書籍紹介】『クオリティ国家という戦略』/大前研一/小学館/1575円
今や貿易赤字国となってしまった日本は、これからいかに世界で生き抜いていけばよいのか―。現在世界で繁栄している国家は、経済規模が大きく労働力のある「ボリューム国家」と、規模は小さくとも付加価値力のある「クオリティ国家」のふたつのタイプだと著者はいう。
そして日本こそは〈自国民の税金だけで繁栄するのではなく、世界中に出かけて行って、(中略)利益=富を持ち帰る〉後者となるべきと提言。その具体策も示す。
※週刊ポスト2013年2月8日号