12月1日@武道館

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今年で21回目のAct Against AIDS 20
14「THE VARIETY 22」、多彩なアーテ
ィストが武道館に集結

毎年12月1日の世界エイズデーに、ミュージシャン、俳優、お笑いのジャンルを越えた豪華キャストが集結して、一夜限りのエンタテインメントショーを披露してきたイベント、AAA(Act Against AIDS)「THE VARIETY」が今年も日本武道館で行なわれ、6,500人の観客が集まった。
俳優、岸谷五朗の呼びかけで1993年に代々木体育館からスタートしたAAA「THE VARIETY」。22年目を迎えた今年も“ラオスへの支援を通じてAIDSという病気をなくすため情報を発信していきたい”という趣旨に賛同した豪華アーティスト16組37名が武道館に集まった。

毎年オープニングはこのイベントの主宰でもある岸谷と寺脇康文が務めているが、今年はその二人に後輩の三浦春馬がジョイントして、イモ欽トリオ「ハイスクール・ララバイ」、THE ALFEE「星空のディスタンス」、少年隊「仮面舞踏会」をメドレーで披露。3人ともそれぞれのグループのコスプレで登場し、曲と曲の間に舞台上で着替えとカツラを付け替えるコミカルな演出で会場を沸かせ、ダンスも歌も完璧なパフォーマンスを見せた。

続いて、初回から毎年参加しているサンプラザ中野くんとパッパラー河合が「大きな玉ねぎの下で」「旅人よ」を披露。Skoop On Somebodyは「My Gift to You」を歌い上げ、武道館をロマンチックなムードへと一変させた。さらに、シンガーソングライターのRihwaが登場。今年話題になったドラマ『僕のいた時間』の主題歌で、一躍彼女の名を世間に広めたバラード「春風」を感情たっぷりに観客へと届けた。

アニソン界の2大巨頭と言われるFLOWとGRANRODEOがコラボしたFLOW×GRANRODEOはコラボ曲「7~seven~」と「GO!!!」をエネルギッシュに熱唱。2012年の再結成が大いに話題となったプリンセスプリンセスからは岸谷香と渡辺敦子、富田京子が参加し、往年の名曲「Diamonds」「GET CRAZY!」の2曲を演奏した。

今年15周年を迎えたポルノグラフィティは例年とは趣向を変えて、途中からゲストに平岡祐太と三浦春馬を迎えた。平岡がギターで「ハネウマライダー」に参加し、さらに三浦も加えてヒット曲「サウダージ」を演奏。イケメン俳優2人との異例のコラボに会場は大興奮となった。そして、今年イギリス留学から帰国したWEAVERは、映画『百瀬、こっちを向いて。』の主題歌「こっちを向いてよ」など2曲を披露。

大ヒットドラマ『花子とアン』で夫婦を演じた吉高由里子と鈴木亮平は、ドラマの元になった翻訳家・村岡花子とその夫が実際に交わした書簡を、鈴木はクラシックなスーツ、吉高は着物というドラマさながらの衣装に身を包んで朗読。ドラマのワンシーンを思わせる演出に、涙する観客も見られた。全国学園祭ツアーも大成功に終えたflumpoolは、「君に届け」「どんな未来にも愛はある」の2曲を披露したのち、山村隆太だけがステージに残り、三浦春馬を加えた2人のギター弾き語りでゆずの「いつか」をしっとりと歌い上げる。

全国ツアー真っ最中のシンガーソングライター、高橋優はドラマ『アリスの棘』主題歌の「太陽と花」など2曲を渾身の熱唱で届けた。今年初出場となるダンス&ヴォーカルユニットのGENERATIONS from EXILE TRIBEは、「HOT SHOT」「花」「Always with you」の3曲を披露。エネルギッシュな歌とワイルドなパフォーマンスで観客を煽り、大いに盛り上がりを見せた。

最後は毎年恒例、出演者総出のエンディング。このイベントのために書き下ろされた曲「一人じゃないから」を出演者全員で合唱。エイズの現状を知るべく、自らもラオスの現場へ足を運んだ三浦春馬は「ラオスに視察させていただいて、現地でエイズに苦しむ人々にあってきましたが、皆さん前向きに自分の治療に積極的に前をむいていました。自分の治療だけでなく、他の人のことも支えようとみんな必死に頑張っています。その精神にすごく胸をうたれ、また新たに必要なものがたくさんみつかりました。それを送り届けられるようこれからもがんばっていきます。それには、皆様の協力が必要です。どうぞこれからもよろしくお願いいたします」と語った。曲の終わりには、感謝の気持ちを込めて出演者のサインが入ったフリスビーをお客さんへ投げ入れプレゼント。会場の観客と出演者の気持ちがひとつになり、エイズ啓発への思いがより深まったイベントとなった。
12月1日@武道館
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OKMusic編集部

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