テレビ東京のドキュメンタリー番組「独りで死ぬということ」放送直後から・・・
2月9日12時半~テレビ東京にて、私の日々の活動を一年近く追ったドキュメンタリー番組が30分間、放送されました。
タイトルは「独りで死ぬということ」
番組放送時は、外出中で、リアルタイムで放送は見れませんでした。
よって、その日の深夜に帰宅後、録画しておいた番組を、私も遅ればせながら拝見しました。
間抜けな私の顔が、テレビに映るのは恥ずかしい限りです。
テレビを見終えて感じたことは、(私が出ていようとなかろうと)率直に、孤立死問題を扱ったドキュメンタリー番組として、素晴らしい内容だと感じました。
孤立死問題に正面から向き合った良質な作品に仕上がっているように感じました
テレビ東京のディレクターさんが、長期間、私の元に熱心に通い続けてくださり、その思いがテレビ画面から伝わってきました。
本を一冊作るにしても、テレビ番組を一本作るにしても(本の場合は編集者、テレビ番組の場合はディレクター)、相手と「結婚」する覚悟で仕事に望むと、良いもの(作品)が出来るように思います。
夫婦間の信頼関係が良好であれば、子供(ここでは本や番組=作品)は、「かけがえのない存在」となります。
私は人のご縁に何故か恵まれていて、今まで出版させていただいた本、そして昨日のドキュメンタリー番組といい、素敵な人と一緒にお仕事が出来ていて、とても幸せを感じています。
昨日の番組をご覧になってくださった皆様は、どのようにお感じになられたでしょうか?
放送直後から、電話やメールが殺到しました。懐かしい友人や知人からも、テレビ見たよ!と多くの連絡を頂きました。
このブログにも、たくさんのアクセスを頂きました。
またメッセージやコメントも多く寄せられました。
大きな反響に、驚いております。
おひとりおひとりにお返事をすべきですが、他にも自殺や貧困問題、企画したシンポジウムの準備、大学の仕事や毎月書かなければならない原稿の締め切り、講演会や被災地訪問・・・・などなど他の仕事も山積みで、なかなか時間が取れない状況です。
申し訳ございません・・・
3月には孤立死問題を扱った本が三省堂から出せそうです。タイトルは「あなたならどうする?孤立死」
孤立死問題にご興味を持たれた方は、是非、そちらも一読していただければ幸いです。
孤立死問題には、終わりがありません。
少子高齢化が進むにつれて、ますます深刻な状況になっていくでしょう。
私の「いのち」が続く限り、現場に身を置き、その現場での経験を、国(政治)や行政、そして社会に訴え続けていきます。
たとえ、「あなたの仕事は砂漠に水を捲くようなものだよ」と他者から言われ続けても、悲しい現場を見てしまった者の責任として、社会が崩壊していく姿を、黙って指をくわえて見ていることは、私にはもうできません。
地に足を付け、一歩一歩、やっていくしかない。今はそう、覚悟を決めています。