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中国映画市場 前年比36%増で日本を抜き米に次ぐ世界2位に

 中国では映画市場の拡大が続き、昨年のチケット売上額でみると、中国が日本を抜き、米国に次いで世界第2位に躍り出た。米映画協会が発表した。

 それによると、全世界のチケット収入は昨年、347億ドルで前年比6%増だったが、なかでも中国の伸びが著しく、同36%増の27億ドルと急増した。

 中国の国家ラジオ・テレビ・映画総局(広電総局)によると、2012年に国内で制作された映画は計745本と映画製作でも世界第3位で、1年間に公開された映画は893本。このうち国産映画の興行収入は82億7300万元(約1170億7300万円)と全体の48.46%を占めている。

 中国映画のなかで興行収入が1位だったのは『Lost in Thailand』で、タイ観光で道に迷った中国人観光客のドタバタぶりを描いたコメディ映画。観客動員数は米映画『トランスフォーマー3/ダーク・オブ・ザ・ムーン」』と『アバター』をしのぐ延べ3600万人以上、興行収入約12億元(約171億7200万円)と、中国の国産映画の最高記録を塗り替えた。

 ちなみに、日本の興行収入1位は『BRAVE HEARTS 海猿』で73億3000万円、2位は『テルマエ・ロマエ』59億8000万円、3位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』59億円だった。

 全米ランキングでは、1位は『アベンジャーズ』(6億2340万ドル)。2位が『ダークナイト ライジング』(4億4810万ドル)、3位は『ハンガー・ゲーム』(4億800万ドル)。全世界では1位『アベンジャーズ』、2位『007スカイフォール』、3位は『ダークナイトライジング』だった。

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