狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

マスコミが報じない「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」

2007-06-06 06:10:50 | マスコミ批判

 

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普賢岳噴火災害 1991年6月3日〜身勝手なマスコミのせいで多くの犠牲者が出た

  死者・行方不明者43人を出した長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から16年を迎えた3日、被災地の島原市では火砕流発生時刻の午後4時8分に市内にサイレンが鳴り響いた。

 消防団員らが亡くなった同市北上木場町の北上木場農業研修所跡では、遺族らが「慰霊之鐘」を打ち鳴らし、犠牲者を悼んだ。

 同市平成町の雲仙岳災害記念館前では、災害を次世代に伝えようと、島原商工会議所青年部などが初めて企画した「いのりの灯(ともしび)」があり、小学生らが手作りのキャンドル約1000本に灯をともした。

 火砕流では、読売新聞大阪本社写真部員だった田井中次一さん(当時53歳)ら報道関係者や警戒に当たっていた消防団員らが犠牲になった。

2007年6月3日20時15分  読売新聞)
 
 
 
 
写真は1991年6月6日の読売新聞-社会面 
長崎県雲仙・普賢岳の火砕流災害で読売新聞大阪本社
写真部記者田井中次一さんが亡くなった記事。

以下記事より。

田井中記者の遺体は5日、報道陣による張り込み取材が行われていた島原市北上木場地区の通称「定点」近くで収容された。収容作業にあたった自衛隊員によると、遺体は、80-200㎜のズームレンズを装着した愛用の「ニコンF4」を抱え込むようにして、うつ伏せに倒れていたという。右手の人差し指だけが、シャッターを押す格好で曲がったままだった。
写真、新聞記事(部分)をhttp://www.geocities.co.jp/MotorCity/8810/densetu/f4.html より。

 
 

                      

 

◆教訓を伝える大切さを感じているのはマスコミも同じ。大火砕流で同僚三人を亡くしたテレビ長崎(KTN)報道部の槌田禎子記者(49)は、噴火災害を取材し今も被災地を見詰め続ける一人として使命感を代弁した。

 「取材競争の過熱や日々のプレッシャーからマスコミは節度を保てず行動し、被災住民らに迷惑をかけた。私たちは犠牲者のことを胸に刻み、被災地がどう再生していくか継続して取り上げていく必要がある」
2006年6月2日長崎新聞掲載

 

長年テレビの報道カメラマンを務めた友人はカメラを構えると恐怖感は薄らぐと証言している。
 
「カメラのファインダーを通してみると普段は恐ろしい暴力団にも不思議と危険を感じなくなる」。

暴力団も報道カメラを向けられると、多少は怯んでしまうのだろう。

だが、自然の猛威にとってはカメラマンもクソもない。

燃えさかる火砕流はカメラマンも消防団員も容赦無く襲った。

被害に遭った消防団員や警察官は退避勧告を無視して危険地帯に入り込んだマスコミの身を案じて警戒していた。

マスコミが伝えない「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」がここにある。

(雲仙・普賢岳噴火災害の)道について

被害の背景には当初発生した小規模の火砕流が衝撃的だったことから取材競争が過熱し十分な知識を持たない報道関係者が火山学者の存在を免罪符として、取材のため、「定点」と呼ばれた山と火砕流を正面から望める地点に入ったことがある。報道関係者は避難して無人となった人家に侵入するなどトラブルを起こしていたため消防団員、警察官が引きずり込まれる形で危険な地域に多く存在し犠牲となっている。犠牲者発生以降この反省も踏まえ報道関係者が警戒区域内に入ることはほとんど無かったが、その後も自衛隊の情報独占に不満があると主張する報道関係者が許可なく警戒区域内に侵入し書類送検される事例もあり、報道のあり方が問われる事件となっている。(ウィキペディア)

 

以下コピペ

64 名前:名無しさん@八周年[] 投稿日:2007/06/04(月) 12:46:45 ID:er+ywW1V0
マスコミ関係者などが死んだ「定点」は、避難勧告がでていた。
危険地域であることを示すため、公的機関の観測員、消防団員も勧告地域から撤退していた。しかし、マスコミ関係者は、強制力がないことから、雇い挙げたタクシーとともに避難勧告地域内の「定点」に詰めていた。

そんな中、避難して無人の住民の家に無断で上がり込み、電気、電話を無断使用する事件が 起こった。
住民に不安が高まり、そのためもあって、いったん避難勧告区域外に撤退していた地元消防団は、ふたたび避難勧告地域内に入り、見回りを始めていた。
これらのマスコミ関係者、タクシー運転手、消防団員、許可を得て中に入っていた地元住民が火砕流に巻き込まれ死んだ。消防団員以外の地元犠牲者はたしか5名。それ以外が約35名。
避難勧告地域の境界で検問をやっていた警察官2名は、火砕流発生の連絡を聞き、中の人たちに知らせるために勧告地域内に入り、殉職した。

そしてこれが重要なんだが、火砕流の到達範囲は、まさに避難勧告地域内におさまっていた。
避難勧告をマスコミが守ってさえいれば、死者数ははるかに少なくて済んだに違いない。

名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 18:55:51 ID:J5ssSuib
当時消防団員だったからよく覚えているよ。
手柄狙いで勝手に居座ったマスコミのために、行かなくてもよい団員が行かされて焼け死んだんだよ。消防団員って素人だよ。プロの消防士じゃなくて、ほぼボランティアなのに、命令でそこに派遣されたんだよ。

で鬼畜なのはマスコミ

その後、何年もこの事件を取り上げるたびに、多くのマスコミ関係者などが犠牲となったって枕詞で始めやがる。で、死んだマスコミ関係者の話を美談として自分語りする。

あの現場には、新婚の団員や、子供が生まれたばかりの団員や、もうすぐ結婚するはずだった団員や、親の介護してた団員がいたんだぞ。
マスコミはそんなこと一つも報道しないけどな。

もう一度言うが、その団員達はそこに居たくて居たんじゃない。

 

【追記】

 

参考エントリー:

 マスコミが犯人の長崎・雲仙普賢岳噴火災害

浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな...

 新燃岳噴火!入山規制区域に侵入相次ぐ

 

 

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51 コメント

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Unknown (彩雲)
2008-08-09 15:09:27
雲仙で亡くなったすべての人に哀悼の誠をささげます。
実は、この雲仙火砕流の被害は、ほとんど立ち入り規制区域内で収まっていました。したがって、マスコミが立ち入り規制区域内にいなければ、みんな死なずに済んだんです。
Unknown (Unknown)
2010-02-08 18:00:39
むた

警察官がマスコミから・・・・・

上司が処分を恐れて・・・・・
怒りがこみあげる! (mdhcf960)
2010-03-24 23:23:58
マスコミのとっていた態度は決して許されない。人道に悖る行動パターンだと思います。まさに鬼畜です。マスコミ側にいまだに反省の様子がみられない事に私は怒りを覚えます
地元の方々がお気の毒でした (Keiko)
2010-05-06 15:54:08
数年前に旅行で雲仙に行き、火砕流で埋まった学校の建物などを見てきました。
あのときのニュースの第一報で、灰だらけになって逃げてくる人々の姿を見ました。その後はその方々がお亡くなりになったためか、その時の映像は二度と見ることがありません。
プロの消防士ではなくていわばボランティアだった消防団の皆さんまで巻き添えになったとのこと、改めてこの行き過ぎた報道には怒りを覚えました。
Unknown (狼魔人)
2010-05-07 08:55:28
Keikoさん&皆さん

古いエントリーにご来訪、ありがとうございます。

マスコミの不遜な態度で多くの方が犠牲になりましたが、それを反省する記事が見当たらないにはさすがですね。
Unknown (YU)
2010-06-05 16:02:06
ニコニコ動画で関連動画を観てやってきました。
そんなマスコミは放っておけばいいと思わず思ってしまいます。でも、それでマスコミの方が亡くなったら、避難するよう伝えにいかなかったせいではと罪悪感を抱いたり非難されたりするかもしれませんものね。どんな対応をしても迷惑を被る、本当に酷い行為ですね。報道者として…という詭弁の美化した話なんて聞きたくありませんよね・・・。
マスゴミに良心も自制心も端からない (KOBA)
2010-06-05 20:42:17
 この火砕流事故の2年前にはTBSがオウム幹部に告発番組のビデオを見せたために、彼らに坂本弁護士一家を抹殺させる蛮行を決意させ、そして7年前にはクラスター爆弾の一部を持ち帰ろうとしてアンマン空港で爆発させ、死傷者を出すなど、マスゴミの人名軽視の風潮は全く変わってません。「赤報隊事件」などで自分たちが被害者の立場に立つと口を開けば「言論おお自由」「命の大切さ」をお題目のように唱える彼らですが、内心は身内以外の命など水素ほどの重さも感じていないようです。
 特にアンマンのゴミ記者は普段敵視している国家権力にすがってまで保身を図ったほどですから、己の過ちで人命が失われることがあっても(法的にせよ道義的にせよ)「責任」を全く感じていませんから、残念ながら同様の悲劇はまた起こる危険性がありますね。番組収録中の事故も報告しないくらいですから。
初めて知った (いま)
2011-06-03 18:49:11
いい記事に出会えて良かった。
多くの人に知ってもらいたい。
そして20年が経ちましたが (KOBA)
2011-06-03 19:43:29
 先ほどのNHKのニュースでは「元教え子」の消防士が殉職したことを取り上げていましたが、何ゆえに火砕流の起きる危険地帯にいたかについては全く触れられませんでした。流石にNHK、腐りきったマスゴミの一部であることに変わりはありませんね。
 「火砕流の歴史を語り継ぐ」と言うのなら、当時のマスゴミの軽率な行動も語り継ぐべきですが、現地ではやっているのでしょうか?
もう20年も経過したんですね (ルート)
2011-06-04 23:04:04
先ほどのNHKの番組拝見しました。当時は高校生でした。「火砕流」って言葉もそれまでは知りませんでした。 マスコミは警戒区域内で危険と隣り合わせの映像を命がけで記録し、そして私たち視聴者も真に迫る迫力ある映像を求めチャンネルを回していました。 常に最新最前線の映像を提供してくれる彼らを「マスゴミ」などと侮辱するのはどうかと思います。

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