脱原発法制定全国ネットワーク主催の「夏の参院選で脱原発を争点に」の院内集会に顔を出した。


  この集会で出された資料によれば山口県参院補選の出口調査で、上関原発建設に反対が67%、賛成が23%。安倍総理のおひざ元の山口県でも圧倒的に原発新設反対が多い。


  この脱原発の世論をどうすれば参院選の議席に反映させ、自民党をはじめ原発推進政治勢力にあきらめさせることができるか。日夜考えているが、民主党の再生と両立するいい知恵が浮かばない。


  私は約40年前の1974年の参院選で、引退を決めていた市川房枝さんを「勝手に推薦する会」を作り、供託金集めをスタートし、最終的に市川さんが立候補を決意し、私が選挙事務長を務めたことがある。市川さんが約190万票余、同じ二院クラブの青島幸男さんの票と合わせて約400万票獲得した。金権政治批判のその票を背景に市川さんと青島さんは経団連に乗り込み、自民党への政治献金の取り扱いの中止を求めた。土光経団連会長は「分かった」と言って、自民党への献金の取り扱いを止めた。自民党にとっては驚愕の事態だった。


  脱原発党が参院比例で1000万票を集め、10人の当選者を出せば、原発推進の動きを阻止できる。市川さんが金権政治批判の象徴となったように、脱原発の象徴となりうる著名な無党派候補を担ぎ出す事だ。坂本龍一さん、瀬戸内寂聴さん、大江健三郎さん、こういった人に立候補してもらえれば、脱原発グループは大同団結できる。無党派の若者に頑張ってほしい。