日本の木造住宅をリードする住友林業が、木の家の良さを一堂に展示&体験できる「住まい博」。今年の大阪会場は、なんと都心ド真ん中「大阪」駅前の西梅田スクエアで開催中。どんな様子か覗いて来ました。
「住まい博」は住友林業が木の家のA-Zを体験できる大型イベントとして、見本市会場など大きなホールを会場とし2日間実施してきたが、今回はじめて都心駅前で1カ月間も開催するという試み。
300年あまり前、別子銅山採掘のための銅山備林事業を創業とする住友林業。日本最大の林業会社が手掛ける住宅事業の歩みを知ることができる。
住友林業が開発したビッグフレーム構法は、日本で初めて梁勝ちラーメン構造(マンション等の構造)を木造住宅で実現したもの。自由度の高い設計でなおかつ頑丈な家を可能にする。
オーク、チーク、マホガニー、チェリー……さまざまな樹種の無垢床やウッドタイルが展示されている。色柄の違いは実物大で見るとよく分かる。
住宅建築の際に、まず悩むのが木造か鉄骨系か?軸組在来工法か2X4工法、プレハブ工法か?といった構造や工法。ここでは各構造の違いとあわせて木の強さ、耐火性なども目の前で実験して見せてくれる。
見学した内容は、今まで郊外にある住宅会社の工場などへバスで行く見学会等で実施されている規模と同じもの。このようなアクセスの良い場所では見ることができなかった内容だ。サスティナブル(持続可能な)社会を目指す住友林業が環境に貢献できる木の家づくりを、より多くの人に知ってもらおうという思いが感じられた。