住まいの雑学
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2013年12月17日 (火)

林業を愛する女子が急増中。全国で増殖する「林業女子会」とは?

定期的に開催されている「林業カフェ」(画像提供:林業女子会@京都)
画像提供:林業女子会@京都

最近、「林業女子会」なるものが、日本各地で発足しているらしい。“林業”と“女子”という、一見関わりのなさそうなキーワードが並んでいるが、今回はその名称の由来について、そして実態についてを、『林業女子会@京都』の広報・岩井さんに伺った。

まずは「林業女子会@京都」を発足させたきっかけについて聞いてみた。

「2010年設立当時、京都市には、木質バイオマス関連の企業で働く女性、また森林組合の現場やプランナーとして就職する女性が増加していました。そうした女性たちは、“林業を元気にしたい”という共通の目標を持ちながらも、横の繋がりがなく、それなら“林業のPRという一つの目的を持つことで繋がりましょう”ということで結成に至りました。また当時“○○ガール”や“○○女子”などの呼称が流行っていたこともあり『林業女子』というキーワードを掲げたのです」

活動のなかで定期的に開催されている「林業カフェ」は、一体どのようなものなのだろう?

「“京都の街中でも山や木を感じてほしい”という想いで始まったワークショップのことです。今年は毎月、京都市内の築100年を超える京町家をお借りして、七輪の火でおやつを焼きながらお茶を楽しみ、林業についてトークできる会を開いています。京都は木造建築や木の文化を感じられる場所が多く、また三山に囲まれているため、そこを舞台にした活動を目指しています」

ちなみに林業女子会に参加するには、どうしたらよいのだろう。

「女性であればどなたでもご参加いただけます。ブログやFacebookから問い合わせをしてみてください。参加は自由で、がっつり運営に関わる人、たまに来る人、懇親会だけ来る人など、さまざまです。林業についての知識がなくても大丈夫。京都以外にも全部で9つの都府県に林業女子会がありますので、お近くの女子会をのぞいてみてください」

どうやら林業女子会は“林業の業界団体”というよりは“女子会”の中のカテゴリのひとつであり、林業好きの女子が集まっているゆるやかな会らしい。岩井さんによると「これからも女子ならではの目線で、自然体・等身大で、おもしろいと感じる林業を発信し続けたい」とのこと。林業に少しでも興味がある方は、ぜひ一度ブログを覗いてみてはいかがだろう。

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