ショップのディスプレイでよく見かけるウィンドウデコ、近ごろは自宅で楽しむ人も増えているようだ。そこで今回は、初心者にもできるクリスマスのウィンドウデコのコツを、ラッピング専門店「お包み屋」に伺った。
まず、クリスマスのウィンドウデコとはどんなもの?
「お店のディスプレイでよく見かける最も一般的なものは、スノースプレーで描いたデコレーションです。弊社でも型紙とスプレーを取り扱っていますが、型紙の空いた部分にスプレーをかけると細かい粉が吹き付けられ、型を外すと絵や文字が浮かび上がるというものです。カラーはピンク、グリーン、イエローなどさまざまありますが、一般的なのは白で、窓に吹き付けるとパウダースノーのように見えます」
ウィンドウデコの中で、初心者におすすめのクリスマスモチーフは?
「クリスマスのモチーフは色々ありますが、初心者におすすめなのは雪の結晶です。せっかく頑張って飾ったデコレーションは長く楽しみたいですよね。雪のモチーフであれば、クリスマスが終わっても2月くらいまで楽しめますよ。その他にも人気なのは、サンタクロースやトナカイ、クリスマスツリーなどです。いつくかを併用するのもおすすめです。最近人気の、透明感のあるジェルシールと組み合わせてもかわいいと思いますよ」
たしかに、雪のデコなら冬の間は違和感なく、みることができそうだ。では、初心者がウィンドウデコをきれいに仕上げるコツは?
「型紙はモチーフの大きさギリギリの大きさでつくられています。ですから、スプレーをかけたときに周りに飛び散らないよう、型紙の周囲を新聞紙などで覆いましょう。また、型紙自体を窓にぴったり貼らないと、モチーフの輪郭がぼやけてしまいます。マスキングテープや養生テープなどでしっかりと浮き上がらないように止めることもきれいに仕上げるコツですね。スプレーを吹き付けるときは、様子をみながら薄めに吹き付けること。薄ければ何度か重ねて吹き付けます。吹き付けすぎるとこんもりして、はがれやすくなってしまうので注意が必要です」
今年はウィンドウデコをうまく使って、クリスマス気分を盛り上げてみてはいかがだろうか。