■「アイドル」は職業じゃないという話 | たかみゆきひさオフィシャルブログ「shadowcube」Powered by Ameba

■「アイドル」は職業じゃないという話

先日Twitterでアイドルに関して以下の様に呟きました。

「アイドル」っていうのは職業ではなく、タレントとして見せる手段としての「ガワ」なんですよ。だから「アイドルになりたい」っていう子にはガワでしかなく芯がないことが多い。


そして「ガワ(アイドル)」を目指してガワであることで終わってる子はガワが崩れた時に芸能界には残れないことが多い。


ということで、「アイドル」っていうのは職業じゃ無くて「ガワ」なんですよって話。

これは要するに「アイドル」っていうのはタレントの見せ方の手法だったり、その状態を指すっていうことです。

だから「アイドル」っていう見せ方の手法を各職種に当てはめれば「アイドル○○」もしくは「○○アイドル」みたいなのが出来る。

「アイドルになりたい」って言う子はたいてい「アイドル歌手」になりたいことが多いと思う。
この場合職業は「歌手」だ。
歌うことをベースにそれを生業として、その売り方が「アイドル」ということになる。
なので、職業は歌手。
(歌手として食っていけるかどうかという事は別の話)
でも、「いわゆるアイドル」というのは歌手だけが活動の範囲では無い。
CM出たり、TV出演したり、グラビアやったり、映画出たり、歌じゃ無い営業イベント出たりと様々。
なので、職業は「タレント」とくくってしまうこともある。
とは言え、たいていの場合は歌手、俳優など何かがベースになっているはずなのです。

経営学的に言うと

歌手という業種のアイドルという業態
俳優という業種のアイドルという業態


です。


さて、そんな「職業」という確固たるものではなくて、その状態というフワっとしたものが「アイドル」なので、「アイドルになりたい!」というアイドル志望の子は「アイドル」という状態に憧れているだけの事が多く、そういう子は生き残れない。
だから、「アイドル」としてデビューしてしまった時、そこに「職業」という意識の芯が無い子はいち早くその意識を持ち、なにかしら生き残るための武器を持つべく努力をするべきだと思う。
また、「アイドル」という状態への憧れが強いのであれば、その「アイドル」という状態を維持するためには何をすべきかを常に意識していないといけない。


これからアイドルを目指す子もアイドルビジネスを手がけていく人もそういう事をひとつひとつ意識して進めて行って欲しいと思います。

でないと食っていけないし、そうなるといずれマーケットも崩壊してしまいます。



ま、完全に崩壊することは無いし、崩壊してもまた生まれるんだけどね(笑)