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荒れた東京市場

アメリカのクジラ 」を書いたのが15日、「思わぬ金利上昇時を目の当たりにする可能性」に触れて文を終えたわけだが、さっそく本日その長期金利(新発10年物利回り)が1%台に乗せるという慌ただしい展開になった。


報道によっては、1%で押し目買いが確認された、としているところもあるが、金利上昇リスクが日増しに顕在化する中、生保などの買いを期待できるだろうか?ボラが激しく、価格云々ぬきにして、そのリスクは日増しに大きくなっているようにも思える。緊迫感は増しており、ちょっと不気味だ。


為替は103円段階で、日銀政策によって円安ならず、と朝方言い張ったばかりだが、東京時間としては円高反転が大きかった事も関係し、日経平均は急落、というか暴落した。急落は考えにくい、としていたばかりだが、自分のいう急落は、ガクガクと連日崩れ落ちていくような展開。 しかしそれを差し引いたとしても、本日に限っては急落を通り越して暴落となった。明日は様子見、ただし一本調子で下がり続ける展開は考えていない。


今夜は新規失業保険申請件数が米労働省から発表されるが、アメリカ市場での為替レートの動きには注目だといえるだろう、黒田日銀総裁は、自分で蒔いた禍の種を、自ら刈り取る展開となってしまっている。就任早々トホホな展開となってしまった。