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"BY A FOREST" 原良介《8/19》- ex-chamber museum
http://ex-chamber.seesaa.net/article/52283157.html
開催中〜9月2日(日) 13:00〜20:00 ※(木)〜(日)のみ開場
◇ Gallery Stump Kamakura
http://www2.odn.ne.jp/stump/
デジカメ・スティッチング系 MoMA 一番乗りはフリードランダー
http://moma.org/exhibitions/exhibitions.php?id=4112
http://ttu.cc/5636
MoMAで、「Barry Frydlender: Place and Time」が開催されています。
写真集はすでに見ていたんですが、バリー・フリードランダー(リー・フリードランダーではない)の写真が、
今風のデジタルカメラによるスティッチングだと、しばらく前までは知りませんでした。
ケミカルプロセス(大判 or 中判)→スキャニング→合成の流れかと思ってました。
「a handheld digital camera」という表現が、
コンパクトカメラを指しているのか、一眼レフを指しているのかわかりませんが、
「時には何百もの写真を数ヶ月にわたって撮影したもの」をスティッチングしているようです。
写真集を見た限り*1では、それほどヤバいという感じではなかったので、実物を見てみたいものです。
海外ではそれこそ何人も、日本では内原恭彦さん*2など、今やこういう写真に取り組んでいる写真家はたくさんいるみたいですが、
穿った見方をすると、バリー・フリードランダーがピーター・ガラシの目に留まった理由のひとつに
テルアビブ出身のユダヤ人というのも少なからず関係しているのかもしれません。
◇ Barry Frydlender - The Fourth Dimension - A Review by Donald Goddard
http://www.newyorkartworld.com/reviews/frydlender.html
◇ Barry Frydlender - Andrea Meislin Gallery
http://www.andreameislin.com/index.php?mode=artists&object_id=74
http://www.andreameislin.com/
◇ Barry Frydlender on artnet
http://www.artnet.com/Artists/ArtistHomePage.aspx?artist_id=423972813&page_tab=Artworks
*1:もう一度ちゃんと見てみると、印象が変わるかもしれません。機会があれば再チェックしてみます。
*2:実際の作品の仕上げは、バリー・フリードランダーよりも内原さん(http://uchihara.info/)のほうがキッチリしてるはず。
ウェブでチェックした印象では、バリー・フリードランダーの写真はつなぎが強引な部分や不自然な部分が多そうです。
グルスキーの近作、アラブの証券取引所の作品やF1のピットインの作品みたいに
「このおっさんアホ!」(失礼。もちろんいい意味でです。合成しまくり!)みたいに思わせる不自然さなら
とても、わかりやすい面白さになるんですが。。。(もちろん意見は別れるところですが)
あと、以前から、宇川直宏さんの「GRAND STAGE」(これもステッチング写真? 笑)は、
完全にアンドレアス・グルスキー批判だと思ってました(あるいはグルスキーの写真に魅了されるような人々に対する揶揄)、
が、どうやらメインテーマは地震とか災害のようです。
でも、やっぱりグルスキー批判として見ることも可能な作品で、私はけっこう気に入っています。
私の考えにひきつけてみると、「テクノロジーの進展は結局のところ写真をフレームの問題に還元してしまうということ」ともつながってきます。
宇川さんの作品とフレームの問題については、いずれ機会があれば、何か書いてみようと思います。
バリー・フリードランダーの写真で思い出したのが、
最近、見た Paolo Pellizzari の 『Family Shops』(http://www.amazon.co.jp/dp/8874393423)という写真集です。
バリー・フリードランダーのこの↓作品みたいな、個人商店(?)の写真によって構成されています。
http://www.artnet.com/artwork/424022287/423966166/barry-frydlender-pitzoziya.html
写真集の画質はイマイチです。
Paolo Pellizzari はスティッチングではなく、野口里佳さんも使っているワイドラックスで一発撮り?
書店で見かけたら、再度チェックしてみます。
◇ Paolo Pellizzari - Photography
http://www.pellizzari.net/