ライフ

「ら」抜き言葉 将来教科書に載る可能性もあると日本語教師

 シリーズ累計190万部突破の大ベストセラーマンガ『日本人の知らない日本語』。物語の中で日本語を教える海野凪子(うみの・なぎこ)先生が、外国人生徒たちの奮闘ぶりと、日本語の特徴について語った。

 * * *
 外国人の生徒が日本語を勉強する中でつまずきやすいのは、カタカナ語や、擬音語です。カタカナって外国人の方が馴染みやすいんじゃないかと思いがちですが、そんなことはありません。英語とカタカナ語では発音が全く違いますから、逆に戸惑うことが多いんです。「ビール」(飲み物)と「ビル」(建物)、「ビル」(人の名前)の区別をつけるのって、とっても難しいんですよ。

「シトシト」「ザーザー」というような擬音語や擬態語も、外国人には馴染みがなく、難しいようです。法則もあるにはありますが、暗記してもらうということしかないんです。こういうときこそ、マンガやアニメは役に立ちます。効果音として、いろいろな音が入っているので、自然と覚えられるようです。

 流行語や、言葉の乱れなどが問題になることもありますが、日本語はとても柔軟性の高い言語なのだと思います。「GETする(ゲットする=自分のものにする)」など、外国の言葉をとりいれて「日本語」にしてしまうんですから。

 そういう意味では、言葉の乱れや流行語もあるのが当たり前なんじゃないでしょうか。いま私たちが使っている言葉が乱れていないと思っていても、200年前の人たちには理解できないことも多いでしょう。ですので、“乱れ”というよりは“変化”と捉えています。

「見れない」「食べれる」といった「ら」抜き言葉も、今はまだ乱れといわれていますが、何年後かには教科書に載っているかもしれません。

 日本語は、「いただきます」や「おかげさまで」など、普段よく使う言葉にも感謝の気持ちが表われています。これからも、日本人の真面目なところ、心遣いの部分を皆さんに伝えていけたらいいなと思っています。

※週刊ポスト2012年6月15日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン