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長寿のために青魚、そしてサケ・エビ・カニなどの赤い魚介類を

 寿司はおいしいが、食べ方を気をつけよ! と説くのは、長寿研究で名高い順天堂大学の白澤卓二教授だ。同氏が今日から始められる、ボケないための食習慣を公開する。以下は【夕食・お酒編】だ。

【寿司屋に行ったら青魚を食べる】
 ついつい暴飲暴食しがちな夕食。寿司は外国でもヘルシーとして人気になっているが、ここでも注意点が。寿司屋ではサンマやイワシなど青魚を積極的に食べたい。青魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸には、善玉コレステロールを増やし、血液をサラサラにする効果があるが、酸化しやすいのが弱点。しかし、寿司屋でなら新鮮な青魚が食べられる。

【刺身の添え物、シソも残すな】
 シソには強い抗菌作用と防腐作用があるアルデヒドという成分が含まれる。刺身に添えるのは、菌の増殖を抑えて食中毒を防ぐ昔ながらの知恵だ。β-カロテンの含有量が野菜のなかでトップクラスで、抗酸化作用も強く、動脈硬化やがんの予防にも有効だ。

【赤い魚介類を食べよう】
 サケやエビ、カニなどの赤い色に含まれる天然色素アスタキサンチンには、ビタミンE の約500倍、トマトのリコピンよりも強い抗酸化力がある。動脈硬化を防ぐだけでなく、アスタキサンチンは脳内の活性酸素も除去するので、認知症の予防にも期待されている。

※週刊ポスト2012年7月20・27日号

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