芸能

次々と起きる不幸 4月2日に開場する「新歌舞伎座の怪」

 東京・東銀座にある歌舞伎座では、2013年4月2日のリニューアルオープンに向けて、クレーン車や作業員が慌ただしく工事を進めている。ブルーシートに覆われているものの、すでに外装工事は終了し、現在は内装工事が行われているようだ。

 関東大震災や東京大空襲などで焼失したこともあり、今度で五代目となる新歌舞伎座だが、周辺で働く人々からは、こんな声が聞こえてくる。

「これだけ不幸が続くんだったら、建て直さなければよかったのに…」
「4月2日という日取りがよくないね…。“死に目”じゃない!? それに2013年でしょ。不吉な数字が並んでるのがね、気になるよね…」

 2010年4月の公演を最後に閉館した四代目歌舞伎座。以降、歌舞伎界では思わぬトラブルや不幸が続いている。

 2010年10月に工事が始まった直後の同年11月に起こったのが、市川海老蔵(34才)の殴打事件。翌2011年1月には、人間国宝・中村富十郎さん(享年81)が、直腸がんのため、亡くなっている。

 また同年10月には、こちらも人間国宝で、勘三郎さんの義父でもある中村芝翫さん(享年83)が肝不全のため、この世を去っている。

 さらに今年2月には、人間国宝・中村雀右衛門さん(享年91)も亡くなっており、歌舞伎界の巨星たちが新歌舞伎座に立つことを願いつつも、相次いで人生の幕を引いている。

 凶事はさらに続き、今年8月には、市川染五郎(39才)が、公演中に舞台から3m下の奈落へ転落、右手首骨折などの大怪我を負うという事故が起きた。

 そして極めつきとなった、中村勘三郎さんの早すぎる死──。新歌舞伎座の完成まであと4か月、これ以上、悲しいでき事が起こらないことを祈りたい。

※女性セブン2012年12月27日・2013年1月1日号

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン