Nexus 7(2013) Wi-F+LTEモデル開封の儀&ファーストインプレッション

投稿日時 9月 15th, 2013 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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先週金曜に発売されたNexus 7(2013)のWi-Fi+LTEモデル(以下、Nexus 7 LTE)を入手したので早速開封の儀を執り行います。(業務連絡:ガジェット通信様、本記事の利用はご遠慮ください)

Nexus 7 LTEは8月末に発売されたWi-FiモデルにGSM/WCDMA/LTEのデータ通信機能を追加したモデルで、通信サービス付きのSIMカードを挿せば屋外でも携帯会社のネットワークを使ってデータ通信を行なうことができます。旧型Nexus 7にもデータ通信に対応したモデルは存在しますが、新型ではLTEにも対応しており、環境によっては3G通信よりもWEBページやネット動画のロード時間が短縮されたり、ファイルの転送速度が上がったりすると思います。

ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、ネットワーク機能、バッテリー容量などの基本スペックはWi-Fiモデルと共通しており、OSもAndroid 4.3を搭載しています。OSのビルド番号は「JLS36C」とWi-Fiモデルの「JSS15Q」とは少し違いますが、内容に大きな違いは見受けられません(通信系の部分が少し違うのでしょう)。

Google Nexus 7(2013)開封の儀&ファーストインプレッション

Nexus 7 LTEとWi-Fiモデルとの機能の差は、

  • GSM/WCDMA/LTEのデータ通信が可能
  • SMSの送受信が可能
  • Wi-FiまたはUSBテザリングが可能
  • Micro SIMカードスロットが追加されている

ということくらいです。それでは開封していきます。Nexus 7 Wi-Fiモデルのことは先日記事で紹介しているので、この記事ではNexus 7 LTEならではの部分を中心に紹介します。

製品のパッケージングはNexus 7 Wi-Fiと同じです。違う部分といえば、型番やスペックの表記の部分です。Nexus 7 LTEのメーカー型番は「K009/ME571KL」です。

同梱品はNexus 7 LTE本体(バッテリーは内蔵されています)、Micro USBケーブル、USB電源アダプタ、SIMイジェクトピン、取説などの書類。

Nexus 7 LTEの外観は当然の事ながらNexus 7 Wi-Fiと同じです。一つだけ異る部分があります。それは、本体左側面にSIMカードスロットが追加されている点です。SIMカードスロットは同梱のイジェクトピンを使って抜き取ります。トレイはMicro SIMがぴったり収まるようになっています。標準SIMの場合はSIMのチョッキン、nano SIMの場合はアダプタが必要になってくるでしょう。

では、Nexus 7 LTEの電源を入れてみます。Nexus 7 LTEも日本語に対応しており、日本語のキーボードも標準搭載されています。また、ストレージ容量は公称32GBですが、実効値は25.18GBでした。セットアップ画面でWi-Fiに接続すると、いきなりAndroid 4.3(JSL36C)のアップデートが降ってきていたので、そのままアップデートしました。

データ通信機能を搭載するということで、ステータスバー上にはアンテナピクトが表示されます。写真は3G(HSPA)接続時です。

データ通信機能は、Androidの設定メニューを開き、「その他」→「モバイルネットワーク」で行います。設定する内容は基本的にAPN(Access Point Name)だけです。「アクセスポイント名」をタップするとAPN一覧が表示されます。

国内版Nexus 7 LTEには事前にIIJmio、b-mobile、mopera UのAPNが登録されており、リストに表示されているサービスのSIMを使っている場合は特にAPNを入力する必要はありません。リストに掲載されていないサービスを利用する場合は右上の「+」ボタンをタップして適切な情報を入力します。APNはサービスによって異るので、お使いのサービスのヘルプや取説などをご覧になり入力してください。

APNを登録してチェックを入れればデータ通信周りの設定は完了です。Wi-FiをOFFにするとステータスバー上のアンテナピクト上に「H」(HSPA)や「4G」(LTE)などの文字が表示されます。次の写真はLTE接続時。写真の端末にはNTTドコモのXi契約のスマートフォン向けSIMを挿しています。

Nexus 7 LTEの優先ネットワーク設定はデフォルトでGSM/WCDMA/LTEの自動選択です。それをWCDMAまたはLTEのみとしたい場合はこちらの記事をご覧ください。自動設定となっているので、使用する環境によってはLTE電波が届いているものの、WCDMAに接続されることもあります。

参考程度に、手持ちのNexus 7 LTEで、LTE(ドコモのXi)のスピードテストを行ってみました。テストを実行した場所は、WCDMAはバリ5なのですが、LTEは良くても4本しかアンテナが立たないという環境です。この場合の通信速度は、下り10080kbps、上り1734kbpsという結果でした。

Nexus 7 LTEに通話機能はありませんが、SMSは送受信できます。ただ、メッセージアプリはプリインストールされていないので、Google Playストアからアプリを入手する必要があります。私が利用したのはGo SMS Proです。

また、USBまたはWi-Fiテザリングも可能です。USBテザリングを利用すると、パソコンとUSB接続することでNexus 7 LTEがモデム代わりになります。Wi-Fiテザリングではモバイルルーター代わりにできます。

(後日、MVNO SIMのテスト、バッテリー消費に関するレポートを追記します)