Digital Inspiration:GmailとTwitterを連携させると、新着メールの通知をツイートで受け取れるのをご存知ですか? ツイートを非公開にしておけば、通知をほかの人に見られることもありません。
今回紹介するGoogleスクリプトを使えば、プログラミングも不要で、設定もわずか5分で完了します。以下紹介するのは、「Twitter API 1.1」用のチュートリアルです。
GoogleスクリプトでTwitterをGmailの通知機能にする3ステップ
Gmailは受信トレイのRSSフィードを提供していますが、ひとつ問題があります。GmailのデフォルトのRSSフィードをTwitterに自動送信するには、Googleアカウントの認証情報を平文で送ることになります。これではセキュリティに不安が残ります。
解決策は、「OAuth」を使ってGmailとTwitterのアカウントをリンクさせること。これでパスワードが外部に漏れる心配もありません。今回紹介するGoogleスクリプトは、バックグラウンドでGmailの受信トレイを監視し、新着メールがあるとTwitterに自動投稿してくれます。設定手順は次の3ステップです。
Step A:Gmail用のTwitter Appを作成する
- 「twitter.com/signup」にアクセスし、Gmail用の新しいTwitterアカウントを作ります。
- 認証メールが届いたらアカウントの確認を行い、Twitterの設定画面で「ツイートを非公開にする」にチェックを入れます。これで、Gmailの新着通知ツイートを、検索エンジンやほかのTwitterユーザーから隠すことができます。
- 「dev.twitter.com」にアクセスして、先ほど作ったGmail用のTwitterアカウントでサインイン、Twitter Appを新規作成します。
- Twitter Appに好きな名前を付け、Callback URLに「https://spreadsheets.google.com/macros」を指定します。
- 利用規約に同意して画像認証を入力したら、ページの一番下にある「Create your Twitter Application」をクリックします。
- 新しく作成したTwitter Appの[Settings]タブを開き、「Access」モードを[Read only]から[Read and Write]に変更します。
- 変更を保存し、こんどは[OAuth Tool]タブを開きます。「Consumer Key」と「Consumer Secret Key」の内容をメモしておきましょう。
Step B:Google DocsとTwitterをリンクする
- ここをクリックすると、あなたのGoogleドライブ内にGoogleスクリプトのコピーが作成されます。
- スクリプト中の「TWITTER_CONSUMER_KEY」と「TWITTER_CONSUMER_SECRET」の値に、先ほどメモした内容をセットします。
- メニューから[実行]>[Initialize]を選択、表示されるプロンプト画面に従って承認を行なってください。スクリプトがGmailの受信トレイを監視するのを許可します。
- 同様に、メニューから[実行]>[RunProgram]を選択、承認します。これでGoogleスクリプトがTwitterにツイートするのが許可されます。
Step C:Gmail用のTwitterアカウントをフォローする
- あなたがメインで使っているTwitterアカウントから、新しく作ったGmail用のTwitterアカウントにフォローリクエストを送信します。
- Gmail用のTwitterアカウントにログインして、フォローリクエストを承認します。これで、Gmail用のアカウントのツイートを、メインアカウントのタイムラインで読めるようになりました。
Gmailの新着メール通知をSMSで受け取る
新着メールの通知を携帯のSMSで受け取りたい? Twitterのモバイル通知機能を使えば簡単です。Gmail用のTwitterのプロフィールページを開いて、モバイル通知をオンにするだけ。もちろん、メインのTwitterアカウントをモバイル端末に関連付けておく必要はあります。
最後にもう1つ。このままだと、Gmailのすべての新着メールが通知されます。ちょっと多すぎるかもしれませんね。スクリプト中の「GMAIL_SEARCH_STRING」の値にGmailの検索コマンドをセットすれば、通知するメールを絞り込めます。
How to Use Twitter as a Gmail Notifier | Digital Inspiration
Amit Agarwal(訳:伊藤貴之)