国内

パチンコで負けたのを「強盗」にやられたと大阪府警に通報

 近ごろ増えているというのが、迷惑な110番通報。関東のとある警察署に勤める20代の現役警察官Aさんは、こんな人騒がせ通報で出動させられたという。

「あるとき、“夫に殺される!”って叫び声で女性から通報があったんです。声もかすれて緊迫した様子だったので1分1秒も許されない状況だと判断しました。急いで現場に向かうと家の外まで“助けて!殺される!”って声が響きわたっていたんですよ。とっさに、刃物を持った旦那さんに羽交い締めにされている奥さんの姿が頭に浮かびました。すぐに旦那さんを取り押さえようと部屋にはいってみたところ…。なんと、泥酔した奥さんが旦那さんをボコボコに殴っていたんです。“早く妻をなんとかしてくださいっ!”って。切羽詰まった旦那さんの顔は青アザだらけ。奥さんは酔っぱらっていて、かすれた声で電話したみたいですね」(Aさん)

 妻には隠しておきたい男の裏事情。こんな手が込んだ工作をするために110番通報したという人も。

「奥さんから“夫が強盗に殴られて倒れているんです。お金を取られたといっています!”という通報があったので、警察官が旦那さんに付き添って病院に行ったんです。ところが、診察を受けてもケガが見当たらない。もう一度、詳しく事情を聞いてみたら、“すみません! 子供のクリスマスプレゼントのために妻から預かった3万円をパチンコですってしまって…”と平謝り。厳重注意になりました」(大阪府警)

 ほかの警察では「彼女が別れたいといっているから、説得してほしい」という他力本願な男性もいたというから驚き。弱気な男性からの通報は、これからも増加しそう!?

※女性セブン2011年2月24日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン