「アニヲタ」に関するアンケート調査~20代から40代の日本人男性の54.3%がヲタクを自覚20歳から40歳の男性「アニヲタ」を対象に、株式会社ハピネット(本社:東京都台東区)が2012年12月14日から12月17日の4日間インターネットリサーチを実施しその結果を発表した。

なお、今回の調査にあたり全体参加者の中から「アニヲタ」を抽出するため絞込みが行われている。


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全体では2561名が参加。「あなたは自分をヲタクだと思いますか?」という質問に対して、「ややヲタクだと思う」24.1%、「どちらかといえばヲタクだと思う」22.1%、「完全にヲタクだと思う」8.1%と回答した全体の54.3%を抽出。
その中から更に、「どのジャンルのヲタクですか」という質問に対して「アニメ」と回答した41.5%を絞込み、500名を抽出して実施している。

20代から40代の日本人男性の54.3%がヲタクを自覚

――あなたは2次元、2.5次元、3次元、どの女性が好きですか。 (単数回答)

1位…「3次元」65.8%
2位…「2次元」23.0%
3位…「2.5次元」9.6%

その他の回答…「全て好き」、「区別していない」、「特にこだわりはない」

※ここでの「2.5次元」の定義:アニメなど(2次元の世界)と実際の人間(3次元の世界)の中間を表す。広義では、3DCGキャラクターやフィギュアを表す場合もあるが、一般的に「アイドル声優」を2.5次元と呼ぶ。

▼回答理由(自由回答)

【2次元の女性が好き】
・「中の人も魅力的ですがあくまで作品を好きになるのでその中のキャラが好き」(39才・男性)
・「3次元の女性と付き合ったことがないから」(32才・男性)
・「現実の人間は嫌いなので」(43才・男性)
・「一番理想に近いと思うから」(21才・男性)
・「年をとらないし劣化しないから」(40才・男性)
・「癒しを与えてくれるから」(35才・男性)
・「3次元には相手にされないため」(35才・男性)

【2.5次元の女性が好き】
・「アニメの声を当てている時も、イベントなどで実際に会うのも両方好きなので」(35才・男性)
・「魅力あるキャラクターをさらに輝かせる声優が好きだから」(38才・男性)
・「ラジオ等での声優さんの素の言動が好きだから」(36才・男性)
・「幻想を抱かせるような3次元の女性」(29才・男性)
・「2次元では物足りない。3次元では生々しすぎる」(41才・男性)
・「空想と現実のはざま」(26才・男性)
・「3次元は不要」(32才・男性)

【3次元の女性が好き】
・「アニメに出てくる女性と現実の女性とは別の好きな気持ちがあるので」(31才・男性)
・「自分で言うのも変だが、いわゆるリア充なので」(45才・男性)
・「2次元はあくまで2次元。好きになる対象は3次元」(36才・男性)
・「同じ時間、同じ経験を現実世界で一緒に出来るから」(23才・男性)
・「2次元や2.5次元は共有性が高いので面白くないから」(48才・男性)
・「アニメの女性は理想的で魅力だが、感情がありスキンシップ出来る方が良い」(49才・男性)
・「単純に好きなのは2次元、2.5次元であっても、パートナーとしては3次元」(25才・男性)

――あなたはご自分がヲタクであることを周囲に言っていますか。 (単数回答)

1位…「聞かれたら言う」51.8%
2位…「特に隠していない・自ら公言している」24.2%
3位…「親しい友人にだけ言っている」12.2%
4位…「隠している」11.0%
5位…「その他」0.8%

▼回答理由(自由回答)

【特に隠していない・自ら公言している】
・「自分では問題ないレベルだと思っているので」(47才・男性)
・「隠すも何も友達いないもんで」(43才・男性)
・「それがマイナスにならないから」(25才・男性)
・「以前はオタクに市民権が無かったが今はあるから」(44才・男性)
・「隠す必要がないし、それによって話しが広がるから」(25才・男性)
・「隠すようなことではないし、話しとしてみんなが食いつくから」(45才・男性)

【聞かれたら言う】
・「ヲタク以外にも趣味があるから、恥ずかしくない」(42才・男性)
・「こちらからアニメの話題について話す必要がないから。隠すつもりはない」(36才・男性)
・「隠す必要もないし、積極的に公開する必要もない」(45才・男性)
・「あまり自慢できるほど、オタクではないから」(36才・男性)
・「オープンにしすぎるのもマズイので。(人に来てもらわないといけない仕事だから)」(23才・男性)
・「恥ずかしいのと偏見を持って見られそうだから」(22才・男性)

【親しい友人にだけ言っている】
・「同じような趣味だから」(35才・男性)
・「気の許せる友人以外には言う必要はないし、変に思われたくもないから」(40才・男性)
・「世間の目は厳しい」(32才・男性)
・「親しい間柄以外でヲタクな人がいないから」(36才・男性)
・「仕事柄、その手の話題に付いていける人がいないから」(35才・男性)
・「人間関係が壊れるから」(40才・男性)

【隠している】
・「共通の趣味を通して友を増やしたいと思わないので言う必要がない」(41才・男性)
・「そもそも話す相手がいない」(29才・男性)
・「恥ずかしいから」(21才・男性)
・「偏見の目で見られるのが嫌だから」(48才・男性)
・「世間ではまだ認知されていないから」(36才・男性)
・「風当たりが強い」(24才・男性)

――調査概要
・調査方法:インターネット調査(PC)
・調査地域:全国
・調査期間:2012年12月14日(金)~12月17日(月)
・有効回答数:総回答数2561人のうち、有効回答数500人
・実施機関:株式会社ネオマーケティング 『iResearch』