ホント、どうなっちゃうんでしょうか…
日本経済新聞が、パナソニックが個人向けスマートフォン事業から撤退する方向で最終調整に入ったと報じています。さらに、携帯電話基地局事業も売却する方針とのこと。
8月初頭にはすでに、パナソニックがドコモ向けスマートフォンの供給を今冬以降中止すると報じられていました。パナソニックはドコモにのみスマートフォンを供給していたので、いずれ個人向けスマートフォン事業から撤退するのではないかと当時から噂されていましたが、それが現実となってしまったようです。
ドコモはこれまで護送船団方式で複数の国内メーカーから端末の供給を受けていましたが、今春はソニーとサムスンのスマートフォンを優先的に取り扱うツートップ戦略を開始。その結果、パナソニックを含めたその他の国内メーカーのスマートフォンの売れ行きは大幅に悪化しました。
今冬はソニーに加え、シャープや富士通の端末がスリートップ端末に選ばれたなんて報道もありましたが、やっぱりパナソニックは蚊帳の外。そんな状況にあって、スマホ事業自体に見切りをつけてしまったのかもしれません。
ツートップ戦略の煽りを受けたのはパナソニックだけでなく、NECもすでにスマートフォン事業からの撤退を表明しています。今後国内スマートフォンメーカーで生き残るのはどこだ? なんて噂される今日ですが、PやNの携帯電話に慣れ親しんだ世代としては、ただただ寂しいばかりです…
[日本経済新聞]
(塚本 直樹)