リフォーム・内装
やまくみさん正方形
山本 久美子
2011年11月23日 (水)

上手にリフォーム会社を選ぶ3つのポイント  「住まいのリフォーム博」レポート

東京都江東区の国際展示場「東京ビッグサイト」で10/28~30に開催された「日経住まいのリフォーム博2011」に行ってみた。広い展示場内には数多くのブースが並び、住宅リフォームの最新情報を入手したり、相談したりできる。7回目となる今回は、リフォーム会社や住設機器メーカーなど98社(団体)が関連製品やサービスを紹介していた。

■今回のキーワードは、防災や家族の絆
「住まいのリフォーム博」に行ってみた!今回は、東日本大震災を受けて、特別企画「3.11後の新しい住まい・リフォーム 家族で考える安全・安心・絆」を実施しているのが特徴だ。耐震リフォームや省エネ、創エネ(太陽光や太陽熱等)の展示が並んだ。ほかにも、マンションの管理組合向けの防災対応設備の情報や家族の絆を深める食空間の提案、キッチンリフォーム情報なども紹介している。従来のリフォーム会社や住宅機器メーカーのブースでも、快適なリフォームに関する情報提供に加えて耐震や省エネに力を入れていることから、今回のリフォーム博では「防災」や「家族の絆」がキーワードといっていいだろう。

「住まいのリフォーム博」に行ってみた!また、展示場の隅には、「ご当地グルメ広場」コーナーもあり、富士宮やきそばや讃岐釜たまうどんなどの屋台も並ぶ。疲れたときに休憩したり、食事をしたりできるので、家族連れの姿も散見された。かくいう筆者も、宮城「石巻焼きそば」500円也を食べ、防災節電グッズ販売コーナーで、コンパクトな「防災用おりたたみ水タンク20リットル」580円也を購入した。

■人気を集める、多彩なリフォームセミナー
「住まいのリフォーム博」に行ってみた!訪れたときに展示場内で最も人を集めていたのは、各種のセミナーだ。展示場には、「会場ステージ」と「ミニステージ」が設けられていて、多彩なセミナーが開催されている。
例えば、「失敗しないリフォームの秘訣」や「耐震リフォームのすすめ」、「リフォームでできる節電対策」、「楽しいインテリアの試み」、「いますぐ使えるリフォーム補助金」など。このほかに、各ブース内でも会社ごとにリフォーム実例や耐震リフォームのミニセミナーを開催していたが、いずれも多くの入場者が熱心に話を聞いていた。

「住まいのリフォーム博」に行ってみた!筆者が参加したセミナーで特に人気の高かったのは、リフォーム会社の選び方やリフォームの進め方に関するものだ。各講師が口をそろえて指摘していたのが、次のポイントだ。
(1)リフォームの施工会社には得意不得意があるので、自分がこだわる(耐震なのか水まわりなのかなど)部分を得意としているのか確認すること
(2)たとえ知り合いから紹介された場合でも1社に頼むのではなく、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して比較検討すること
(3)リフォーム工事については、工事額1500万円未満の「建築一式工事」や500万円未満の「建築一式工事以外の建設工事」などでは、建設業の許可がなくても請け負えるので、リフォーム後の保証やアフターサービスの内容、保険加入の有無、施工現場の確認などから信頼できる施工会社を選ぶこと
などだ。

出展企業には、自社にリフォームを依頼してもらう、自社製品を使ってもらうという目的があるのだが、数多くの関連企業や公的団体の情報をまとめて得られること、セミナーなどを利用してリフォームのポイントなどが学べることなどのメリットがあるので、こういった機会を利用して家族でリフォームについて話し合うのもよいだろう。

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