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2013年10月8日 (火)

ゴキブリって出るの? 今さら聞けない高層マンションのホント

一度は憧れる高層階。住むときに気をつけることって?

2020年の東京オリンピック開催が決まり注目される東京湾岸エリア。しかしそれ以前から湾岸エリアは次々とタワーマンションが発表され、業界では「マンション湾岸戦争」とも呼ばれているほど。

タワーマンションといえば、なんといっても高層階から望む美しい眺望。物件のイメージ写真を見るだけでも「こんな眺めを毎日見られる生活ってなんてステキだろう!」と憧れてしまうが、一方で実際に住んだ経験がない人にとって高層階での暮らしは、なかなか想像しにくいものだ。

そこで今回は、日本や世界の超高層ビルを紹介した書籍『超高層ビビル』の著者である中谷幸司さんに、高層マンションの常識や購入時に気をつけるべき点について話を伺った。

「“高層階は風が強いんでしょ?”と聞かれることが多いのですが、実際は地上とそんなに大差ありませんよ。また、虫はいないように思われますが、蚊やセミなど飛ぶ虫は普通にいますね。ただ、私自身タワーマンションに8年間住んでいますが、蜘蛛やゴキブリなどは一度も見たことがないですね」

中谷さんによれば、それ以外にも“窓を開けると遠くの音まで聞こえてうるさい場合がある”、“視界が開けている分、遠くの空を見てしまいがちになり、外を見て曇りだと思って外出したら晴れだった”、“朝の出勤時にエレベーターが混んで乗れない”といったことを経験しているそうだ。たしかにこういったことは住んでみないと分からないポイントだ。

では、購入時に気をつける点は?

「眺望が気に入って購入する場合は、周辺の再開発情報をよく調べて、将来にわたって眺望が確保できるかしっかり確認したほうが良いですね。また、ある程度の階層になるとカーテンをしなくても外からの視線が気にならなくなるので、ソファなどに座った状態での眺望も気にしたほうが良いかと思います」

高層マンションを手に入れたのはいいが、数年後には目の前がマンションなんて事態は避けたいところだ。購入を検討している人は、今回のアドバイスを参考にしてみるといいだろう。

『超高層ビビル3 ドバイ編』
著:中谷幸司 価格:2,100円
社会評論社 刊
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