大切な人の前で「鼻水をゴマかす」画期的な方法を試してみた
鼻水、鼻づまり、くしゃみなどがつらい花粉症の季節が到来しているがいかがお過ごしだろうか。何かと集中力を欠いてしまうこの時期、大切な人とのデートなどで「鼻水がたれてしまう」という失敗は避けたい。なんとかゴマかす方法は無いだろうか?



例えばこのような彼との初めてのデートで、急に鼻水がたれそうになったとする。

「小鳥のさえずりが聞こえるね……」

「ちょっと、ごめんなさい!ブビーッ!」



突然、話をさえぎって鼻水をかむ彼女。
せっかくの小鳥の歌声も、空気を読まない鼻水のせいでかき消されてしまった。

もちろん鼻水くらいで引いてしまうような男はこちらから願い下げなのかも知れないが、むしろ大事なのは「好きな人に鼻をかむところを見られたくない」という女心なのだ。


鼻水が気になって彼とのデートに集中出来ないのは女性にとっても不本意だろう。
そこで今日はこの、「鼻水をゴマかす方法」について専門家に聞いてみたのでご紹介したい。


ご登場頂いたのは人気プロマジシャンのKiLaさん。

このように目の前で3枚のコインを一瞬で2枚にしてしまう凄腕だ。


「鼻水とマジック、何の関係があるのか」と思うかも知れないが、マジックには「ミスディレクション」という、相手の注意をそらすテクニックがある。これを活用するのだ。

まずはこちらをご覧いただこう。

KiLaさんが手に持っているモノを、今から「ミスディレクション」によって消してしまう。


このようにペンが消えてしまう。


実は2回目にキャップを持つ左手を叩いた際、右手を大きく上に持ち上げてペンを耳に引っかけていたのだが、キャップを持つ左手に注目していたのでそのことに気がつかなかったのだ。

ここからさらにマジックが発展する。もう一度左手をペンで叩くと…



なんと、今度は左手で握っていたペンのキャップが消えた!
これにはどういう仕掛けがあるのだろうか。

さっきのシーンを思い出して欲しい。


「ペンのタネ明かし」で気を引いているスキにもう一方の手でキャップをポケットに隠していたのだ。


この「一方で注意を引き、隠したい情報に気付かせない」という技術がマジックにおけるミスディレクションの基本だ。

そのミスディレクションを鼻水に応用できないか、KiLaさんと編集スタッフで一緒に考えてみた。


例えばこのようにド派手なネイルを用意する。


「ねえ、見て。すごいでしょ!」

鼻水が出てきたらネイルで彼の気を引き……、


もう一方の手ですかさず鼻をかむ!




いかがだろうか。これが「ミスディレクション」を鼻水に応用した成果だ。
KiLaさんによると、人がどうしても見てしまうものが次の4つだという。

1. 動くもの
2. 光、炎
3. 何かが出現した時
4. 美人やイケメンなど見たいと思ってるもの

まずは炎を試してみよう。

やはり炎から目をそらすことはできない。そのスキに鼻をかめば良いのだ。