ミステリー好きなら、内田康夫氏原作の『浅見光彦シリーズ』をご存じの方も多いはず。好評を博した小説をもとに、テレビドラマや映画、さらには漫画作品も発表し、様々な年代に愛され続けているシリーズだ。
ところで、主人公である名探偵・浅見光彦は、東京都北区西ヶ原の出身・在住という設定。その為、作中にも北区の街が度々登場する。ちなみに、作者の内田氏もこの辺りの出身だという。
そしてこの北区西ヶ原周辺では、『浅見光彦シリーズ』にちなんで、毎年「ミステリーウォーク」というイベントを開催している(今年は5月10日~26日)。
同イベントは、参加者がミステリー手帖という冊子を片手に、浅見光彦になった気分で街を散策し、謎解きをするというもの。手帖にはオリジナルのストーリーが記されていて、所々が虫食いの状態になっている。ヒントをもとに街をめぐり、この虫食い部分の穴を埋めることで、謎解きを完成させていくのだ。
対象となるエリアはJR山手線の駒込駅~JR京浜東北線の王子駅周辺と広いのだが、謎解きをするという目的があるので楽しめる。ちなみに、手帖はJR・東京メトロ各駅や近隣の商店街で手に入る。
今回はこのミステリーウォークの魅力について、イベントを主催する名探偵★浅見光彦の住む街実行委員会の広報担当者に伺った。
参加者の層も幅広く、赤ちゃん連れ・大人同士の家族連れ・カップル・友人同士など、さまざま。遠方の方だけでなく、地元の方も楽しんで参加しているようだ。
周辺には六義園や旧古河庭園もあり、散策にはもってこい。この週末は、名探偵気分で謎解きを楽しんでみてはいかがだろうか?