住まいの雑学   |   街・地域
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大坪 文夫
2012年2月24日 (金)

「津田沼奏の杜」、人気の要因は「安全・安心」 ~現地レポート~

三菱地所レジデンスがJR津田沼駅前で開発を進めている「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜(かなでのもり)」。昨年12月の第一期販売は成約率9割超と好調に推移している。第二期販売が間近に迫る中、現地のマンションギャラリーに開発の状況と人気の背景を取材した。人気の要因は「安全・安心」のキーワードにあった。

東京駅から総武線快速で28分のJR津田沼駅。この南口駅前からタウンゲートまで歩いて7分の場所に今、住宅と商業施設、公園を複合的に開発して新しい街をつくるプロジェクトが進行している。習志野市の特定土地区画整理事業として行われている開発で、開発総面積は東京ドームのグラウンド26個分にあたる約35万㎡。

住宅エリアの核となるのが三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」。約1万9000㎡の敷地に地上17~24階建ての高層マンションが4棟建つ大規模分譲マンションで、総戸数は721戸。すでに昨年12月に第一期279戸を発売したが、成約率9割超と好調に推移している。第二期の申込登録受付がいよいよ始まり、2月の25(土)から3月3日(土)までとなっている。

「第一期の販売については営業の力をほとんど必要としませんでした。千葉エリアで10年近く営業をしていますが、発売前からこれほど反響が大きかった物件は初めてですね」と語るのは、現地のマンションギャラリーで営業主任をしている河野隆二さん。

販売好調の要因として河野さんが強調するのは2つの点だ。ひとつは新しい街づくりに対する地元の期待の高さ。津田沼駅から徒歩圏での大規模開発で、着工前から関心が高かったという。ただ、一期販売の契約者で習志野市・船橋市に住む人の割合は60%。地元以外の契約者も多かったわけで、もうひとつの要因、安全・安心が浮かび上がってくる。

「津田沼奏の杜」、人気の要因は「安全・安心」 ~現地レポート~

三菱地所レジデンスの広報資料「現地周辺イメージイラスト」を加工

「これまで総武線沿線の物件にあまり興味を示さなかった京葉線(東京~蘇我)エリアの方も高い関心を持たれました」と河野さん。背景には震災以降の地震が起きたらどうなる?という不安感があり、埋立地ではなく、しかも津田沼エリアでは初となる免震構造を採用しているという安全・安心面が高く評価されているようだ。

安全・安心については、もうひとつ、防災対策として停電時に自動的に電力を供給する「非常用発電機」を設置、万一のときにもオートロックシステムや非常用エレベーターなどは稼働するようになっている点も評価が高い。

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