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大森 広司
2013年4月24日 (水)

完成済みから分譲開始まで数多くの物件が見られる豊洲・湾岸エリア

By tataquax
写真: tataquax

豊洲・湾岸エリアは緑豊かな水辺のエリア。街づくりや施設整備が活発に進められており、住み心地がアップしつつある街が数多い。将来性が期待されるエリアで、具体的にどんなマンションが買えるのか、実際に編集部がいくつかのモデルルームに伺い、エリア別に物件の特徴をまとめてみた。(2013年4月現在)

【画像a】豊洲・湾岸エリア MAP

【画像a】豊洲・湾岸エリア MAP

豊洲、東雲、深川など大型施設が隣接する利便性

豊洲駅周辺はマンションや商業施設の開発が進み、新たな物件が分譲される余地が少なくなっているが、東側に広がる塩浜や枝川、潮見、辰巳といったエリアでは今もマンション供給が活発だ。いずれも豊洲や東雲、深川など複合開発された街の利便性を手軽に楽しめる立地だが、それでいて豊洲駅から少し歩いたり、一駅離れていたりするのでリーズナブルな価格帯で物件を探せる。また今回訪れたマンションは共用施設を必要最低限とし、管理費などのランニングコストを抑えている物件が多く、なにかと出費がかさむ子育て世代などにはうれしいポイントだろう。

1.全住戸が運河に面した水辺を楽しむ住まい
「シティハウス豊洲キャナルテラス」(住友不動産)は、全住戸が運河に面している。バルコニーから水辺の眺望を楽しみながら生活できる開放感がポイントとなっており、完成済みの棟内モデルルームで実際に体感することができる。また、管理費と修繕積立金が1万2000円台中心と、ランニングコストもリーズナブルだ。足回りも、東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ豊洲駅、東京メトロ東西線木場駅、JR京葉線越中島駅の3駅4路線が利用可能な立地で利便性が高い。さらに徒歩8分の距離には大型スーパーやシネマコンプレックスのある大規模複合施設の深川ギャザリアがあり、買い物や休日のアメニティには事欠かない。また、門前仲町の下町グルメが楽しめるのも魅力だ。

シティハウス豊洲キャナルテラス外観

【画像b】シティハウス豊洲キャナルテラス外観 (画像提供:住友不動産)

2.豊洲・東雲のアメニティを満喫できる、日当たり良好で収納豊富なマンション
豊洲駅から徒歩12分の枝川エリアに建つのが、「イニシア豊洲コンフォートプレイス」(コスモスイニシア)だ。商業施設の充実した豊洲駅はもちろん、24時間営業の大型スーパーなどがある東雲キャナルコートへは無料バスが出ており、暮らしの利便性が高い。全戸が南西向きで低層住宅地に面しており、1階住戸でも日当たりや風通しが期待できる。柱や梁が室外にあるのですっきりと開放的な室内空間となっており、収納量も豊富だ。172戸のスケールメリットを活かし、月々の管理費と修繕積立金が1万円台前半、また駐車場料金も1万円台前半~と割安なのもうれしい特徴だろう。

イニシア豊洲コンフォートプレイス モデルルーム

【画像c】イニシア豊洲コンフォートプレイス モデルルーム (画像提供:コスモスイニシア)

3.東雲キャナルコートや大規模公園が徒歩圏。メニュープランが充実した全戸南向き住宅
「クレヴィア辰巳」(伊藤忠都市開発)から徒歩9分の東京メトロ有楽町線辰巳駅周辺では、都営団地の建て替え事業が進められており、今後の住環境整備に期待がかかる。大規模ショッピングセンターや子育て施設がそろう東雲キャナルコートが徒歩11分、「アーバンドックららぽーと豊洲」も生活圏内なので、日常の買い物も便利な立地だ。徒歩5分の場所には16.9haという広大な辰巳の森海浜公園があるほか、潮見運動公園も近く、子育てやスポーツを楽しみやすい環境といえる。マンションの住戸は全戸南向きで日当たりを確保している。

クレヴィア辰巳 キャナルテラス

【画像d】クレヴィア辰巳 キャナルテラス (画像提供:伊藤忠都市開発)

インフラや子育て施設の整備が進む街の将来性

豊洲駅の西側に目を転じると、豊洲ふ頭や有明など、大規模な街づくりが進むエリアが広がる。道路などのインフラが整備されつつあり、豊洲新市場の建設や2020年のオリンピック誘致など、なにかと話題の多い街だ。そうした将来性が期待されるエリアで開発中のマンションは、数百戸から1千戸を超えるメガタワー物件が多く、ラウンジやスポーツ施設、ゲストハウスといった共用施設が豊富な点も共通する。今回紹介する2つのマンションはいずれも、ゆりかもめやりんかい線などの利用で都心へのアクセスが良好なのはもちろん、敷地内に子育て施設を整備するなど幅広い世代が湾岸ライフを楽しめる条件を備えている。

4.最上階の共用施設から湾岸を一望。子育てもしやすい免震タワー
湾岸で人気が高まりつつある有明エリアでは、ゆりかもめお台場海浜公園駅から徒歩12分の立地で「ブリリア有明シティタワー」(東京建物、住友不動産)が分譲を予定している。エリア内では大規模マンションの開発に伴ってスーパーや保育園の整備が進みつつあり、さらに建設中の区画道路が完成すれば台場や豊洲新市場方面へのアクセスも大幅に改善される見通しだ。マンションは33階の最上階にラウンジやバーコーナー、テラスなど都心ライフを楽しめる共用施設が集中する。地震対策として免震構造を採用するほか、24時間有人の防災センターや備蓄倉庫を備えるなど安全面にも配慮している。

ブリリア有明シティタワー 最上階ラウンジ

【画像e】ブリリア有明シティタワー 最上階ラウンジ (画像提供:東京建物)

5.ゼロから始まる新しい街に生まれる、豊富な緑と子育て施設を備えた超高層タワーレジデンス
ゆりかもめ新豊洲駅から徒歩5分の立地で間もなく分譲が始まる予定なのが、「SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト)」(三井不動産レジデンシャル、東京建物、三菱地所レジデンス、東急不動産、住友不動産、野村不動産、東京電力)だ。約110haもの広大な豊洲ふ頭では総戸数約1600戸の分譲マンションのほか、賃貸マンションや業務・商業・公営施設、豊洲新市場の建設などが計画されており、まさに新しい街がゼロから開発される。建物は免震と制震を併用して地震時の安全性を確保。ランドスケープは約2200本もの中高木を植樹し、緑地率を46%に高めるなど自然との調和にも配慮している。また最上階には天体観測ドームを設置するほか、敷地内に幼保連携型の認定こども園を整備するなど、子育て世代には注目度の高い施設内容だ。

SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト)

【画像f】SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト) (画像提供:三井不動産レジデンシャル)

ここで紹介した5つのマンションは、豊洲・湾岸エリアで分譲中または分譲予定の物件のうちごく一部だ。ほかにも数多くのマンションが販売されており、そのなかには建物が完成済みで眺望や採光などを見て確かめられる物件も少なくない。また、マンションの開発とともに街そのものも成長し、将来性が楽しみな物件も多い。ぜひ現地を訪れて、湾岸エリアの熱気と住み心地を体感したいところだ。

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公示地価が上昇。豊洲・湾岸エリアの住み心地
https://suumo.jp/journal/2013/04/19/42093/

●SUUMO豊洲・湾岸エリアの新築マンション一覧
HP:http://suumo.jp/ms/shinchiku/tokyo/ek_26540/

<問い合わせ>
・シティハウス豊洲キャナルテラス
HP:http://www.sumitomo-rd-mansion.jp/shuto/shiohama/

・イニシア豊洲コンフォートプレイス
HP:http://www.i-toyosu.com/

・クレヴィア辰巳
HP:http://www.ct124.jp/

・ブリリア有明シティタワー
HP:http://www.ariake600.jp/

・SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト)
HP:http://www.tokyo-wonderful.com/

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