アップル、製品保証プランの変更を計画か

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年05月13日 14時35分

 Appleが同社製品に対する保証の扱い方について、大幅な変更を計画している可能性があると、新たな報道が伝えている。

 Appleは、同社の基本保証サービス「AppleCare」を見直し、ユーザーが所有するApple製端末すべてを対象とするサブスクリプションプランにすることを計画中だという。AppleCareは現在、端末ごとに購入する必要がある。AppleInsiderによると、Appleは米国時間5月9日、同サービスの変更について会合を開いており、秋に新たなプランを導入する計画だという。

 また、この報道では、Apple直営店におけるiPhone修理サービスについて、同社が水面下で変更に向けた作業に取り組んでいるとしている。可能な場合は、修理のために店舗に持ち込まれた端末自体を修理するプランを実施するという。これは、現行のシステムとは対照的だ。現行では、持ち込まれた端末を新品と交換し、ユーザーには自分のデータを手動で移行するよう求めることが多い。

 米CNETは現在、Appleにコメントを求めているが、まだ得られていない。

 今回の変更は、米国外におけるAppleの保証サービスにまつわる批判と規制上の問題に続くものになるだろう。Appleは先頃、中国における同社の保証および交換サービスについて、同国の国営メディアグループから強い批判を受け、これらに大幅な変更を行った。その際の対応策として、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏による謝罪もなされた。

 Appleはそれ以前にも、顧客が地域の法律による特別な保護の対象となることを保証製品に明示していないことが、「受け入れ難い」ビジネス慣行であると見なされたことで、欧州委員会(EC)から非難を浴びている。

 AppleCareサービスは、ユーザーが購入するApple製品に応じて29ドル~349ドルで提供されており、長い間、競合企業と差別化できる主な要因の1つとなっている。Appleの追加の保証サービスを利用することで、ユーザーは電話で依頼するかApple直営店に持ち込み、製品を修理してもらうことができる。Appleは2011年に同サービスを拡大し、事故による破損について「AppleCare+」サービスで対象に含めるようにしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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