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Googleの検索結果が再び激変と改善へ、ペンギン2.0やSEOについて夏までの予定を発表

By keso

Googleのウェブスパムチームを率いるマット・カッツ氏が自身の公式ブログで、夏までに展開することが確定している「ペンギン2.0」のアップデートやSEOなどについてざっくりと説明しているビデオを公開しました。これまでも各種アップデートが行われる度に検索結果の大変動が起きていたわけですが、今回もよりよい検索結果を追求するための改善策が行われることになっています。

What to expect in SEO in the coming months
http://www.mattcutts.com/blog/what-to-expect-in-seo-in-the-coming-months/

マット・カッツ氏がSEOに関するプロジェクトについて説明している様子は以下の動画から確認できます。

What should we expect in the next few months in terms of SEO for Google? - YouTube


マット・カッツ氏がまず始めに話したことは「ペンギン2.0」に関してで、明確な日時については言及しなかったものの、かなり近い時期に「ペンギン2.0」のデプロイが開始されるとのことです。ペンギン2.0は前バージョンのペンギン1.0よりも全体的にグレードアップされており、特にブラックハットSEOスパムを発見することに特化しています。

By sidduz

SEOスパムの対策については、よりSEOスパムの効果を弱めていくと言及しただけですが、数日前には前回のペンギンアップデートをかいくぐって上位表示されていたSEOスパムに関してペンギン2.0はそれらのサイトに大きなダメージを与えるだろうとツイートしていることから、前回よりもグレードアップした効果が期待できそうです。

By sidduz

記事広告に関しても監視を強めていく予定で、Googleのウェブスパムチームはすでに記事広告という体裁で有料リンクを掲載しているウェブサイトをいくつか発見しており、「ウェブマスター向けガイドライン違反」の執行をより強化するとのこと。

By Kashklick

ハックサイト対策については、2つの方法でよりよい環境を創るために動いているとのことで、1つは「ハックサイトの検知能力の向上」で、もう1つは「ウェブマスターとのコミュニケーションの強化」です。ウェブマスターが管理するサイトがハックされたときに、ウェブマスターツールを使って自身のサイトのハッキングについてより多くの情報を得ることができるようになり、最終的にはハックサイトの一掃を可能にしたいと、カッツ氏は述べています。

By applesticker

またカッツ氏は、パンダアップデートに関しても言及しており、今までのパンダアップデートで白か黒かはっきりしなかったグレーゾーンに位置するサイトに関して、より判断の付きやすいシグナルを検知することで、検索アルゴリズムのパンダによる現在の影響をもう少し弱めることができるようになるとのことです。

By PiattiLeti

最後にカッツ氏が話したことは、多くのユーザーからフィードバックされていた検索結果の表示についての問題です。例えば、あるワードを検索して、検索結果の3ページ目を見るといくつかは同じドメインからの結果が表示されていることがあります。現在の設定では、最初の検索結果ページ上で同じドメインからの結果をあまり表示しないで、ページを進めば進むほど同じドメインからの結果が表示されやすくなっていますが、ウェブスパムチームは現在の設定を改めて、一度同じドメインからの結果が複数表示されると、以降のページでは表示されなくなるようにする、とのこと。

By csaveanu

結局、検索エンジン対策として最も有効なのは今も昔も変わらず「良いコンテンツを作ること」なので、これを機にSEOを施しまくって検索上位に来ている中身のないページはかなり激減して一掃される可能性大です。

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in メモ,   ネットサービス,   動画, Posted by darkhorse_log

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