住まいの雑学
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2012年12月27日 (木)

ちょっとした工夫で暖房費を節約!エコにつながる冬の節電あれこれ

ちょっとした工夫で暖房費を節約_エコにつながる冬の節電あれこれ
Photo: iStockphoto / thinkstock

一年でもっとも寒さが厳しくなるこの時期。つい暖房器具に頼り部屋をポカポカと暖めたくなってしまうが、電力不足の解消や電気代を浮かせるためにも節電を心がけたいもの。そこで今回は、賢く快適に寒さを乗り切る方法をいくつかご紹介してみよう。

まずはじめに、いちばん電気代を食う暖房器具はなんなのだろうか。経済産業省が発表した「冬期の節電メニュー」※PDF資料によると、もっとも大きな電力を消費するのが、ファンヒーターの1150W。続いて電気カーペット(3畳用)が760~1000W、エアコン(10~15畳用)が750~1100Wと紹介されている。電気代がかさむイメージのエアコンだが、広い部屋を暖める場合にはヒーターよりも効率的なことが分かる。また、エアコンの設定温度については、重ね着などをして20度を心がけることを提唱している。

では続いて、暖気を逃がさず部屋の暖かさを維持するためにどんな工夫をしたらよいのだろうか。簡単に手に入る市販のグッズなどを利用して、冷気を室内に取り込まない方法を挙げてみよう。

【窓を断熱する】
断熱をするべき要の場所は窓。日が傾いたら雨戸を閉めて暖気を逃さない工夫を。窓ガラスに暖房効率をUPさせる断熱フィルムを貼るのも手軽で効果的だ。また、長めのカーテンに掛け替えると隙間風を防ぐことができる。

【隙間テープを貼る】
部屋を閉め切っているのに隙間風が気になるときには、隙間防止テープを活用したい。最近では100円ショップでも購入できる。

【空気を循環させる】
冷たい空気が足元に流れる現象をコールドドラフトという。サーキュレーターを上に向けて空気を循環させるだけで、暖房効率をぐんとUPして足元ひんやりを防ぐことができる。

また、シンプルだが厚着することももちろん冬の節電に有効だ。フリースや機能性下着を上手に活用したい。重ね着が苦手な人は、スリーネックと呼ばれる首、足首、手首を重点的に温めると効果的だそう。さらに、「エコライフ.com」では、お金をかけずに温まるこんなユニークな方法も。

「寒い時にはストレッチをしましょう。暖房をつけるのを我慢して『寒い』と縮こまっていても、いつまでたっても温かくはなりません。屈伸や、座ったまま足を伸ばして足の上げ下げをしたり、一般的な『ストレッチ』を10分もやれば全身の血行が良くなりポカポカしてきます。これほど健康的な節約は他にはありません。また、食事では、ビタミンEに血行を良くする働きがあります」

冬の節電は設定温度を低くして寒いのをガマンするのは健康にも良くない。節電プラスちょっとの工夫で、ポカポカエコ・節約生活に取り組もう。

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