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美内すずえ 年賀状でライバルのマヤと亜弓が楽しげな姿描く

 年賀状の発行枚数は、2004年用の44.6億枚をピークに減少傾向が続き、今年2013年用は35.9億枚と歯止めがかからない。そんな中でも、毎年時間と手間をかけ、心を込めて年賀状を出す有名人がいる。

 例えば『ガラスの仮面』(白泉社)の漫画家・美内すずえさん(62才)は、1976年に『ガラスの仮面』の連載がスタートした頃から近年まで、年賀状用に毎年描き下ろしイラストを描いてきた。大量に届くファンレターへの返事として書き始めたのだという。

「お正月をうれしい気持ちで過ごせたら、その1年がいい年になるような気がして…。モチーフは漫画の登場人物のほかに、女神や天女など、縁起のよいものを選び、受け取ったかたに喜んでもらいたいという思いを込めました」(美内さん)

 毎年3000枚くらい出していた時期も。すべてに手描きのサインを入れるため、2、3日は時間をつくり、徹夜で作業した。

「親しい編集部には一言添えるのですが“原稿が遅れてごめんなさい”“今年こそ頑張ります”と書いて“去年も同じことを書いたな”と後になって気づいたことも(笑い)」(美内さん)

 物語中はライバル同士の北島マヤと姫川亜弓が、楽しげにほほ笑み合う場面は年賀状ならでは。

※女性セブン2013年12月19日号

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