住まいの雑学
できれば避けたいご近所トラブル
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2013年5月9日 (木)

集合住宅だと心配なご近所トラブル、未然に防ぐための秘策は「隣人との適度な距離感」

苦手なご近所付き合いも、まずはあいさつからスタートしてみよう(写真: Fuse / thinkstock)
写真: Fuse / thinkstock

この春、引越しをして、新天地で新たな生活をはじめている人も多いはず。そろそろ気になるのがご近所付き合い。同じ人間といえど、暮らしの習慣は異なるもの。マンションやアパートなどでは、ちょっとしたことで問題になることも少なくない。

こうしたトラブルを未然に防ぎ、ご近所さんとうまく付き合っていくコツはあるのだろうか? All Aboutのガイドで、一人暮らしアドバイザーを務める河野真希さんに話を伺った。

「マンションやアパートなどの規約違反はしない、ゴミ捨てのルールを守る、すれ違い時には必ずあいさつをするなど、基本的なマナーを守るだけでもトラブルは大分減ると思います。また、隣の人と顔見知りになることで、万が一のときに助けを求めることもできます」

確かに顔も知らない人だと無関心になりがちだが、顔見知りの場合は「困ってるなら、ちょっと助けてあげようかな」という気持ちにもなるのが人情というもの。ご近所さんとうまく付き合うこと自体が、トラブルを未然に防ぐことにつながるというわけだ。

「ゴミ捨てや騒音のトラブルなどは、“隣は知らない人だからいいや”という考えから生まれることが多いんです。そういった問題を起こす方でも、会社や学校ではきちんとルールを守っているはず。お互いに顔見知りになると、相手に迷惑をかけてはいけないという意識が働くため、トラブルが起こりにくくなるのです」

特に都心などでは「知らない人だからなんとなく怖い」という理由で、ご近所づきあいを敢えて避けているという人もいる。が、それは逆効果というわけだ。ただし、過度に仲良くなるのもあまりオススメではないという。

「とてもすばらしい人間関係を築ける場合もありますが、それとは逆にストーカー被害にあったり、昼夜問わず訪ねられたりといった問題に発展することがあります。あいさつ程度の適度な距離を保つのが秘訣ですね」

面倒だと敬遠しがちなご近所付き合いだが、適度な信頼関係が築ければメリットは大きい。とはいってもちょっと照れくさいな、という人は、すれ違ったら会釈をすることから始めてみると、それだけでも印象は変わるはず。

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