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アンジュルム『大器晩成/乙女の逆襲』インタビュー

アンジュルム 『『大器晩成/乙女の逆襲』』 インタビュー

本気です。逆襲……していきたいです。本当の意味で。
私、このシングルで売れたいんです。

 あらゆる悔しさを力(時にネタ)に変え、叩き上げられた魂の底力。何があっても我が道を歩み続けた和田彩花、『大器晩成/乙女の逆襲』で売れる!と燃え盛る竹内朱莉、音楽が鳴れば自然と体が踊り出す天才 佐々木莉佳子の本心。今ここに解禁。

モーニング娘。'15、Berryz工房、℃-ute、Juice=Juice、ハロプロ研修生、
カントリー・ガールズ。「あれ? ちょっと待って。……いなくね?」

--スマイレージからアンジュルムへと改名し、良い方向へと変化していってる感覚は自分たちの中でもありますか?

※アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Dance promotion edit)
※アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Dance promotion edit)

和田彩花:まわりの方々の感想とか評価を聞いて、「あ、良い流れになってるんだな」っていうのは感じます。以前と全然違いますね。「あれ? 今まで見ていてくれたのかな?」って思うぐらい(笑)。

竹内朱莉:今は良いことしか聞かないですよね。

和田彩花:そう! 逆に「今まではどうだったの?」って聞きたいです(笑)。

竹内朱莉:最初はアンジュルムっていう名前に慣れなかったりもしたんですよ。ハロー!プロジェクトのコンサートのリハーサルのとき、先生とかも「アンジュ……ルム」って言いづらそうにしてて、私たちも「アンジュルム!」って呼ばれても「……あ、ウチらか」みたいな感じで。それで、スマイレージの雰囲気のままステージに出ていっちゃったら、変化した感じがしないんじゃないかなって不安だったりしたんですけど、いざステージに出たら「すごく変わったね! 良い意味でスマイレージから抜け出せた感じがした」っていろんな方から聞けて。それは嬉しかったですね。

--スマイレージからアンジュルムへ変わったグループに入るのはどんな気分だったんですか?

※スマイレージ 『ミステリーナイト!』 (S/mileage[A Mystery Night!])
※スマイレージ 『ミステリーナイト!』 (S/mileage[A Mystery Night!])

佐々木莉佳子:以前のスマイレージさんのイメージは、恋愛系の曲とか青春系の曲とか歌ってて「すごくカワイイ」って印象だったんですけど、最近の「ミステリーナイト!」とか「「良い奴」」とかすごく大人っぽいじゃないですか。そういう曲も歌えるし、カワイイ曲も歌えるし、すごく完璧なグループだなって思ってました。そこに入るって決まったときは不安もあったんですけど、とにかく嬉しくて。私たち3期にとってのデビューシングル『大器晩成/乙女の逆襲』も凄く格好良い曲だったので、それも嬉しかったですね。

--改名と新メンバー加入を決断するまでにはいろんな葛藤があったと思うんですけど、このままではダメだという気持ちは強くあったの?

和田彩花:「このままではダメだ」っていう気持ちはいつもあるもので、どんどん変わっていかなくちゃいけないと思ってるし、それは今でも変わらず思っていて。その中で改名と新メンバー加入を決断したのは、やっぱりステップアップしたかったですし、刺激が欲しかったんですかね。あと、2期メンバーがもうちょっと成長できればと思っていたんです。キャンペーンとか行くと1期メンバーがいるから発言できなかったり、私たちに頼ってしまう部分もあって、このままじゃいけないなと思って。

--あと、ハロー!プロジェクトへ贈られたケーキがあって、そこには全グループの名前が書いてあったんだけど、スマイレージの名前だけ明らかに後から付け足した感じがあって、「これ、完全に忘れてたよね?」っていう事件があったと、初の単独日本武道館公演 で話してたじゃないですか。

竹内朱莉:あれは見た瞬間から明らかにおかしかったんですよ。他のグループは綺麗に「モーニング娘。'14」とか書いてあったんですけど、まず順番がおかしいんですよね。モーニング娘。さんの上に書いてある時点で明らかに後から付け足されてるんですよ。さらには、チョコペンの字が震えてるし、面積も小さいし、研修生より「スマイレージ」の字が細かったんですよ!「おかしいだろ!」と思って(笑)。驚きました。

和田彩花:最初、あのケーキの存在を知らなかったんですよ。

竹内朱莉:そう! 私たち楽屋が3階だったんですけど、ケーキは2階に置いてあって。そこを通りかかったときに「あ、ケーキだ」って気付いて、「あれ? スマイレージだけ名前薄い」みたいな。

和田彩花:でもそういうことがあり過ぎちゃって、もう。

--あ、あれは氷山の一角なんですね。

和田彩花:ほんの一部です。でも逆にそれを面白おかしく言えるのは良いことでもあるなと思ってたんですけど、アンジュルムになってもあったんですよ!

竹内朱莉:最近ですよね。「もういいかげんにして!」って思いましたよね(笑)!

--どんな事件があったんでしょう(笑)?

竹内朱莉:テレビ番組でハロー!プロジェクトのコンサートの宣伝をしてもらってたんですね。そのときに出演グループの名前が出るじゃないですか。モーニング娘。'15、Berryz工房、℃-ute、Juice=Juice、ハロプロ研修生、カントリー・ガールズ。「あれ? ちょっと待って。……いなくね?」

一同:(爆笑)

和田彩花:カントリー・ガールズも入ってるのに!

--名前が薄いとか間違ってるどころじゃなく、そもそもいない(笑)。

竹内朱莉:いない!

和田彩花:でもそれも何回もありますね。アンジュルムになってからも2,3回ある。初めて3期メンバー含む9人でライブするっていうのが、モーニング娘。さんの道重さゆみさんの卒業公演のオープニングアクトだったんですけど、そこにJuice=Juiceとかも駆け付けたって記事に書いてあったんですよ。

竹内朱莉:というか、駆け付けた人たちの名前が全員書いてあったんです。でも「あれ、ウチらは……?」 そのときはまだスマイレージだったので、まぁそういうこともあるだろうなって思いましたけど。

和田彩花:でも9人で初めてのパフォーマンスって結構話題になったんじゃないかなって。で、Juice=Juiceはパフォーマンスをしたみたいに書いてあったんだよね?

竹内朱莉:「Juice=Juiceがオープニングアクトを務めた。」

和田彩花:あれ? あれ?

竹内朱莉:ウチらもやったよ!

一同:(笑)

竹内朱莉:トイレ行ってたのかな(笑)!?

--9人の初お披露目ということで気合い入れて臨んでるのに(笑)。

竹内朱莉:本当ですよ! こっちは「必ずみんな観てくれるだろうな」って自信があったんです。9人初だから。でも結果的にいなくなっちゃった(笑)。

--ここ数年はモーニング娘。が快進撃を続けていて、5作連続オリコン1位の快挙を達成しました。ああいうハロプロ内の他のグループが大活躍している姿を見て、どんなことを感じていました?

※モーニング娘。'14 『What is LOVE?』 (MV)
※モーニング娘。'14 『What is LOVE?』 (MV)

和田彩花:正直悔しいって気持ちはもちろんありました。同じ楽屋のときがあるんですけど、そのときに他のグループさんは武道館の話をしてたり、ハワイに行く話をしていたりして。でも私たちはその間、地方の海にいたりして。地方の海も綺麗なんですけど! そういう意味では結構悔しい思いもたくさんしましたし。でも私はスマイレージのライブをやってて「うん、この空間が一番好きだな」って思って。私はファンの皆さんとの空間はスマイレージが一番良いって思えていたので。だから「もうこれで幸せ」って思ってました。

--2期メンバーはどうだったんですか? 例えば後輩は後輩でJuice=Juiceがデビューして、大活躍していて、そこには焦りみたいなものはありました?

※Juice=Juice 『私が言う前に抱きしめなきゃね』[Hug me before I ask you to] (MEMORIAL EDIT)
※Juice=Juice 『私が言う前に抱きしめなきゃね』[Hug me before I ask you to] (MEMORIAL EDIT)

竹内朱莉:私たちはもう「焦り」という言葉を頭には入れてないですね(笑)。最初は年齢も近かったし「怖いな」って思っていたんですけど、最近はなんかもう開き直ってまして。2期メンバーは……スマイレージ自体も忘れられることは多かったんですけど、その中でも2期メンバーが忘れられることはとてつもなく多くて! 今、3期メンバーが凄くいろいろ活躍してるじゃないですか。でも私たちはそんなに待遇よくなかったんですよ! マイナスからのスタートだったんで、もう何も感じないんですよ。だから後輩が出来ても「いや、ウチらに勝てる人はいないでしょ?」っていう思いのほうが強いです。

--どういう意味で? 強さ的に?

竹内朱莉:そうです! もう何が来ても怖くないんですよ! 私たちのメンタルは日本で一番強いと思います。私は特にメンタルが強い女って思ってるので、だから後輩グループが出来ても「あ、頑張ってください。応援してます」みたいな。そういう感じですね。なんかもうプールに浮いてる感じです。

一同:(笑)

竹内朱莉:流れるプールに浮き輪で浮いてる。毎日がそんな感じですね。

--悔しさ通り越してすごい次元に突入しちゃったんですね。

竹内朱莉:もう何も怖くないです(笑)。

--とは言え、状況を変える為に改名と新メンバー加入を決断したと思うんですが、スマイレージという名前から卒業することについては切なさもあったんじゃないですか?

和田彩花:私はそんなに切なさはないんですけど、それよりもスマイレージという名前の力は大きいなと思って、それが無くなる事が一番怖かったですね。不安でもあった。今でもそうなんですけど、「アンジュルム」って言ってもまだ分からないから「元スマイレージ」って言ったり、「スマイレージ改め」って必ず付けたり、「今までこういう活動をしていて、今年から名前をアンジュルムにして活動している」って全部説明しているので、やっぱりスマイレージっていう名前の力は大きかったんだなと思って。アンジュルムも早くそれぐらいの力を獲得したいなって思います。

--改名と新メンバー加入を決断してよかったとは感じてる?

和田彩花:はい! こんなに……私たち自身の力ではどうにもならないような、周りの方の協力によって良くなってきている部分もたくさんあると思うので、それにはとっても感謝しているし、最近はここまで注目されることもなかったので。私自身はデビューしたときにそういう状況があったと思うんですけど、6人になってからは全くなかったから。こういう機会を与えてくださることを一番嬉しく噛み締めて、ちゃんとチャンスを掴んでいきたいです。

--また、その決断の甲斐もあって、3期メンバーとして佐々木莉佳子、室田瑞希、相川茉穂という即戦力となるメンバーが加入しました。

佐々木莉佳子:私たちは研修生時代から「早くデビューしたい」っていう気持ちが物凄く大きかったので、加入が決まったときが本当に嬉しくて。でも「これからどうなっていくんだろう?」っていう不安もありました。新メンバーって一番大変だと思うので。でもこれからアンジュルムの先輩たちとみんなで頑張っていきたいです。

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佐々木莉佳子「モーニング娘。さんの高橋愛さんが好きになって」

--先輩の目には新メンバー3人はどう映ってるの?

アンジュルム『大器晩成/乙女の逆襲』インタビュー
▲竹内朱莉

竹内朱莉:うーん……なんか、凄い。

和田彩花:6人も強烈だったけど、またさらに上を行くような凄いメンバーが入ってきたなって思います。

竹内朱莉:あと、みんな、多分、人見知りじゃないんだろうなって。もちろん、まだ自分を出せてない部分もあるとは思うんですけど、私たちはこんなに早く打ち解け……

和田彩花:打ち解けてたよ! 彩、覚えてるもん。3日で打ち解けた。

竹内朱莉:早っ!

和田彩花:彩の心の中ではね。

竹内朱莉:でもここまで打ち解けたのは1,2年ぐらいですよね。ただ、2期メンバーの加入当初は福田さん(福田花音)がすごく来てくれたんですよ。すっごい声かけてくれて、それで結構お話させて頂けるようになったんです。

和田彩花:じゃあ、同じことしたらいいんじゃない?

竹内朱莉:私ですか?

和田彩花:ガツガツ行って。

竹内朱莉:してるよね?

佐々木莉佳子:……はい。

一同:(笑)

和田彩花:あんまりしてないからね!

竹内朱莉:私、本当に人見知りなんです。

--そうなの? 一番ざっくばらんなイメージですけど。

竹内朱莉:実際は人見知りなんですよ。

和田彩花:なんか、黙ってじっと見てるんですよ(笑)。

竹内朱莉:なかなか声掛けられないんですよ。最近は平気ですよ。でも1対1とかになっちゃうと……私、マンガを読み始めます。

和田彩花:そうなっちゃうんだよねー。

--そのへんも変わっていくといいですね。では、佐々木莉佳子というメンバーにはどんな印象を持たれていますか?

竹内朱莉:佐々木ちゃんは、最近、固形石鹸をどんどん押してきてるんですね。

--なんでそんなに固形石鹸を愛してしまったんですか?

アンジュルム『大器晩成/乙女の逆襲』インタビュー
▲佐々木莉佳子

佐々木莉佳子:すごく良い香りするじゃないですか! 液体石鹸に比べると使いづらい形してらっしゃるんですけど……

--今、石鹸に敬語使いましたね。

佐々木莉佳子:でもあの四角い形がすごく綺麗で好きなんです。あー、でもやっぱり一番は匂いですね。タンスの中に入れると良い香りするって言うじゃないですか。今度やってみよっかなー!って。

一同:(笑)

--また凄いメンバーが入ってきちゃいましたね。

和田彩花:そうですね。

竹内朱莉:初めてですよ、こんなに固形石鹸が好きな女の子と会ったの。

--和田さんの目にはどう映ってるんですか、佐々木莉佳子というメンバーは。

和田彩花:本当に子供って感じです。コンサートの出番直前に口のまわりにミートソースを付けたままでいたり。ステージに出る直前ですよ。口のまわりが真っ赤っかなんですよ。それで慌てて拭きに行ってて。あと、ちょっとイジられただけですぐふてくされちゃう。そういう姿を見ると「子供だな」って思います(笑)。

--まぁでも和田さんたちもデビュー当初は似たような印象でしたよ。

和田彩花:そうですね(笑)。

竹内朱莉:アハハハ!

--そもそも佐々木さんはなんでアイドルになろうと思った人なんですか?

佐々木莉佳子:私は赤ちゃんのときから音楽が流れるとすぐ踊っちゃう子だったみたいで。自然と体が踊り出す、みたいな。

--おー、格好良いですね。

※モーニング娘。 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 (MVLong)
※モーニング娘。 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 (MVLong)

佐々木莉佳子:そこからモーニング娘。さんの高橋愛さんが好きになって、モーニング娘。さんをずーっと観てたんですよ。それで「アイドルになりたいな」って思い始めて、最初はモーニング娘。さんに入りたかったんですけど、オーディションがなかなかなくて。それで地元でご当地アイドルのメンバーを募集していたので、オーディションを受けてご当地アイドルになって、そこで1年ぐらい活動してたんです。そんな中でモーニング娘。オーディションの情報をネットで見たので、「これは受けなきゃダメだ!」と思って受けるんですけど、落ちちゃって。そこからハロプロ研修生になって、1年半ぐらい経ってアンジュルムのメンバーになりました。

--ご当地アイドルをやっていたのっていくつぐらい?

佐々木莉佳子:小5なんで、11歳ですね。最年少でした。

--で、モーニング娘。に入りたくてハロプロ研修生になった訳ですけど、今はアンジュルムにいる訳ですよね。その件についてはどう思ってるんですか?

一同:(笑)

佐々木莉佳子:うーん……今のモーニング娘。さんってフォーメーションダンスとか難しいダンスをやってるじゃないですか。でも私がやりたかったのはスマイレージさんみたいに可愛い系の曲とか、いろんなジャンルの曲に挑戦したかったので、今はアンジュルムに入れてすごく良かったなって思ってます。

--ハロプロ研修生時代、スマイレージはどんな存在だったんでしょう?

佐々木莉佳子:すごく元気ではしゃいでる!ってイメージがありました。『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』ってミュージカルに出させて頂いたときに楽屋が一緒だったんですけど、スマイレージさんがいろいろお話してて、それがすごく面白くて。「あー、皆さん、面白い方なんだなー」って思いました。

--どんな面白い話をしていたんですか? あんなにシリアスな舞台の裏で。

竹内朱莉:アハハハ!

和田彩花:『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』の劇中歌を替え歌してるんですよ。それをずーっとやっていて、その模様を自分たちでビデオに撮って観てまた笑って。「何やってんだか」って思いながら見てました。

竹内朱莉:本番中が危なかったですね。思い出して笑いそうになっちゃって!

--ダメじゃん(笑)。

竹内朱莉:頑張って堪えました!

--では、佐々木さん。和田さんにはどんな印象を持たれてました?

佐々木莉佳子:アンジュルムに入るまでは、すごく静かな方だなって思ってました。でもはしゃぐときはすごくはしゃぐって聞いたので、これからたくさん同じ時間を過ごす中でそういういろんな面を見ていきたいなって思います。

--和田さん、最近は静かなんですか?

アンジュルム『大器晩成/乙女の逆襲』インタビュー

和田彩花:いや、自分ではあんまりそんな感じはしないんですけど……でもみんなが騒いでるときに、私はそんなに騒ぎたい気分じゃなかったら本読んでたりします。というか、みんなが本当にどうしようもないことで笑ってるんですよ。ずーっと。それもうるさくて!

--ちょっと怒ってるじゃないですか(笑)。

和田彩花:多少(笑)。だから私は入らないんですよ、その輪に。こっそりは聞いてるけど、「またくだらないことしてるよ」って思いながら……

竹内朱莉:でもたまに笑いますよね?

和田彩花:たまにね(笑)。

竹内朱莉:たまに笑ってくれるんですよ!

--そしたらこっちの勝ちだね。

竹内朱莉:そうなんですよ!

--そのとき福田さんは何やってるんですか?

竹内朱莉:福田さんが先頭切って……

--福田さんがその輪の中心なの(笑)?

和田彩花:そうなんですよ!

竹内朱莉:それでみんなワァー!ってはしゃいでる。

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--じゃあ、止められないね。竹内さんにはどんな印象を持たれていましたか?

佐々木莉佳子:竹内さんは……野球好きで、少年っぽい。ハロー!プロジェクトのコンサートの企画でお財布を披露されていたんですけど、それがマジックテープのお財布だったんですよ(笑)。

竹内朱莉:NIKEです!

佐々木莉佳子:本当に少年みたいで元気な方だなっていうイメージ。

--そこはイメージ通りなんですね。

※℃-ute 『この街』 (MV)
※℃-ute 『この街』 (MV)

竹内朱莉:自分ではそんなにボーイッシュだと思わないんですけど……みんなよりはちょっとそういう系だなって思います。

和田彩花:℃-uteの矢島舞美さんとディズニーシーに行ったらしくて。そしたら目撃情報が結構出てたみたいなんですけど、「舞美の弟さんはすごく似てて美形だった」って(笑)。

佐々木莉佳子:弟!

竹内朱莉:「℃-uteの矢島舞美に会った。中学生ぐらいの弟さんもいて……」ちょっと待って。一応女子なんですけど。しかも同じハロー!プロジェクトのメンバーなんですけど! なのに男だと思われて、しかも中学生だと思われて! 最近なんですよ、一緒に行ったの。まず高2だし、高2の女子です。中学生の男子ではない(笑)。初めてですね、一般の方にそういうガチの間違われ方をしたのは。みんなでふざけてて「男みたい」とかは言われるんですけど、本当に間違えられたのは初めてです。

--どんな格好してたの? そのとき。

竹内朱莉:黒の短パンに、スニーカーに、パーカー。あと、リュック背負ってました。

和田彩花:中学生じゃん!

一同:(笑)

--3期メンバーを入れての初ステージは、道重さゆみのモーニング娘。卒業公演でしたが、あの日はどんな感覚でパフォーマンスしていたんでしょう?

和田彩花:とりあえずどうなるか分からないと思っていました。9人で踊るっていうことも事前に伝えてなかったので、とにかく緊張してました。前日だったんですよ、9人のパフォーマンスのリハーサルが。だから「位置は大丈夫かな?」ぐらいの感じだったので、いろいろ考える余裕はなかったです。

--3期メンバー的にはどうだったんですか? 初お披露目のステージが横浜アリーナだった訳ですけど。

竹内朱莉:凄いよね。

佐々木莉佳子:お客さんが端っこから端っこまでたくさんいて本当にビックリしました。リハーサルのときに先輩たちにいろいろ迷惑をかけちゃったので、「本番、ちゃんとできるかな?」っていう不安もあって、自己紹介のときにもう顔が引きつっちゃって(笑)、あたふたあたふたになってしまったし、すっごいもう震えちゃったんですけど、でもパフォーマンスは間違えないでできたし、横浜アリーナが初ステージで良かったなって思いました。

--他の3期メンバーはどうだったんですか?

佐々木莉佳子:室田瑞希ちゃんは3期メンバーの中では一番年上で先輩で、自己紹介のときとか一番堂々としてて、凄いなって思いましたね。相川茉穂ちゃんはハロプロ研修生に入ってすぐデビューしたので、「ダンスを覚えるのが苦手」とか言ったりしてたんですけど、本番は全然出来てたし。あと、3期メンバーだけで自主練してる時、最初は覚えるのがたしかに遅かったんですけど、最近すごく早くなってて。こんなに早く成長するんだなって驚きました。

--そして今年1月2日のハロコンで、このメンバーで最初のシングル曲「大器晩成」を披露し、会場中の人々の度肝を抜きます。あの日は相当気合い入っていたんじゃないですか?

※アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))
※アンジュルム『大器晩成』 (ANGERME[A Late Bloomer]) (Promotion edit(New Ver.))

和田彩花:うーん……いつも通り(笑)。

竹内朱莉:でもこの曲は盛り上がるだろうなっていう自信はあったんで……

和田彩花:そうだね。あった、あった。

竹内朱莉:だからめちゃめちゃ気合い入ってる!って訳ではなく、少し冷静さもありながらやってましたね。

佐々木莉佳子:3期メンバーにとっては最初のシングルだったので、あそこで失敗したらどうにもならないし、3期メンバーは多分気合い入ってたと思います。出る前にすごく緊張しました。心臓が飛び出そうなぐらい、すんごい緊張して! でも本番は間違えないでできたし、3期メンバーだけで歌うところもあって、新メンバーにとってはすごく共感できる歌詞でもあるので、大切に歌いました。

--そのハロコンで和田さんは「逆襲していきたい」と言いました。笑顔で言ってましたけど、あれって結構本気で言ってましたよね?

和田彩花:本気です。逆襲……していきたいです。本当の意味で。いろんな面で。

--アンジュルムにとっての逆襲って具体的にはどんなものなんでしょう?

アンジュルム『大器晩成/乙女の逆襲』インタビュー

和田彩花:今までスマイレージのときはあまり観てくれない方が多かったんですけど、そういう方たちに衝撃を与える。それが出来たら良いなと思うし、それで私たちの音楽を好きになってくれたら「もう逆襲できたんじゃないかな」って思うんじゃないかな。「今までなんで気付かなかったんだろう」って思わせることが何よりも逆襲じゃないかと。

--「今まで気付かなくてごめんなさい」って言わせたら勝ちですよね。

和田彩花:同じことを握手会で言われたんですよ! それがすごく嬉しくて! 今までハロコンとかでは観てたけど、スマイレージも楽しかったけど、アンジュルムになって「あ、これは他のグループとは違う!」って思ったって言ってくれて。「本当に気付くの遅くてごめんね」って言われたんです。ちょっと申し訳なくなりましたけど、でもそれがすごく嬉しくて。だから「そうだよ、遅いよっ」って言ってあげました(笑)。

--これからそういう人たちがどんどん増えていくと思いますよ。で、その逆襲劇に相応しいシングル『大器晩成/乙女の逆襲』がリリースされます。まず「大器晩成」はスマイレージ、そしてアンジュルムの人生を歌った曲だなと思いました。自分たちではどう思いますか?

和田彩花:今までの過程を知らずに聞いたら「え、1枚目から大器晩成?」って思う方もいるかもしれないですけど、スマイレージのことを知っていたら、まさに私たちにピッタリの曲だと感じてもらえると思います。今、ここで“大器晩成”をひっくり返して掴みたいですね、いろんな未来。

--「誰もこのハンパなさをわかってない でも知ってもらえずに終わったら 死んだ後に評価が高まる 後付け天才のパターン いやいやそんなのあり得ないし それ大器晩成って言わないし」という歌詞も見事ですよね。

和田彩花:終わった後も末永く愛してくれたらとっても嬉しいし、私が死んだ後に評価されても嬉しいですけどね。美術の作品で多いんですよ、そういうの。

--ゴッホですよね。

和田彩花:逆に当時は大人気だったのに、今は全く知られてない人もいるんですよ。だったら生前評価されなくて、当時はツラかったかもしれないけど、残された作品がみんなから愛されてるんだったら、幸せじゃないかなって思います。

--美術好きの人間ならではの感覚ですね。竹内さんは「大器晩成」にどんな印象を持たれてますか?

竹内朱莉:私もすごくこの歌詞が好きで、本当にこういう気分になるんですけど、今ちょうどリリースイベントをやらせて頂いてて、「3回とも全部CD完売したよ、予約で」って聞いて。今までそんなことなかったし、今ちょっとずつかもしれないんですけど、本当に皆さんに評価して頂けてるのかなって思うと、この曲を聴きながらそういうことを思うと、なんか……「おぉー!」って思います。すごい…………感動しますね。

和田彩花:あり得ないことだもんね、こんなことになるなんて。だから信じられないんですよ、この状態が。

※スマイレージ『エイティーン エモーション』 (S/mileage[Eighteen Emotion]) (Promotion edit)
※スマイレージ『エイティーン エモーション』 (S/mileage[Eighteen Emotion]) (Promotion edit)

竹内朱莉:今まで『ミステリーナイト!/エイティーン エモーション』が枚数的に一番皆さんに聴いてもらってて、そこへ辿り着くことにすごく時間がかったんですよ。だから6人でそういう結果を出せたのがそのときはすごく嬉しくて。3年ぐらいかかりましたから。でもそれを『大器晩成/乙女の逆襲』は今の勢いで行くと超えちゃうよって言われて、「早っ!」って思って。今までそんなにすんなり物事が上手くいくことってそんなになかったので、凄いなって思いますね。

--それも悔しい想いをしながらも地道に頑張ってきた結果ですし、だからこそ『大器晩成/乙女の逆襲』がこんなにもみんなの生き様とリンクするんだと思います。

竹内朱莉:そういう下積みみたいな時期があったからこそ、今回の曲には本当に気持ちを込めて歌えるなって思います。

和田彩花:その下積み時代の気持ちを持ったまま今の状況にいられることは、何より幸せなことだと思います。

--スマイレージの物語がなかったらこのシングルは成立してないんですよね。

和田彩花:そうです!

--それを噛み締められる1期と2期がいて、どーん!と起爆剤になる3期がいるからこそ完成させられたシングルだと思います。「大器晩成」の中でお気に入りのフレーズを教えてもらってもいいですか?

佐々木莉佳子:私は最初のAメロの「大変なこともあるだろうけど」が好きです。そこは3期メンバーだけで歌ってるんですけど、新メンバーにすごく合ってると思うんです。新メンバーだから大変なこともあるだろうけど、気長に頑張りなさいって背中を押してもらえるような、すごく良い歌詞だなって思います。

竹内朱莉:私は「いつか一番になるためには 脱ぎ捨てなきゃならない時もある」にジーンと来ますね。今まで活動してきた中で「こっちをやりたいけど、今はそっちをやらなきゃ」みたいなこととかもたくさんあったりしたので、このフレーズが好きです。私、ダンスが好きで、特にヒップホップ系が好きなんですけど、アイドルってなかなかそういうダンスを踊れる機会がないんですよね。それでガムシャラに踊って周りのことを気にしてない最悪の時期があったんですけど、「自分のやりたいダンスはこっちだけど、でもこの曲ではこういうダンスをしなきゃいけない」って気付いたんです。それを意識してずっと活動してきたんですけど、最近、ハロー!プロジェクトの番組にダンス部のコーナーがあって、そこで踊るダンスがすっごい好きで。ああいうダンスをずっと踊りたかったので、「やっと叶った!」「やっと自分が踊りたかったダンスが踊れる!」と思ってすごく嬉しかったんです。その自分のストーリーとも「大器晩成」の歌詞は重なるなって感じてます。

和田彩花:私は「何にも惑わされずに どんな時代にも流されずに」が一番好きです。この言葉は私が日頃から思っていることそのものなので。流行だったり、みんなが「こうであるべき」と考えることに対してちょっとでも「ん?」って思ったら、それに流されたくないなと思うし、そういう意味では私は自分の考えを頑固に持ってるタイプだと思うし、あんまり保守的ではないと思うんです。でも私の考えが受け入れてもらえなかったとしても流されたくはないし、そこで流されちゃったら違うんじゃないかなってすごく思うんです。アイドルというか、人間として流されずにいたい。このご時勢ですから大変ですけど、流されたくはないなって。

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--続いて「乙女の逆襲」。こちらも今のアンジュルムにしか歌えない曲だと思いますし、他のアイドルが踏み込んだことがない領域の音楽だと思います。自分たちではどんな印象や感想を持たれていますか?

※アンジュルム『乙女の逆襲』 (ANGERME[A Girl's Counterattack]) (Promotion edit)
※アンジュルム『乙女の逆襲』 (ANGERME[A Girl's Counterattack]) (Promotion edit)

和田彩花:最初の「テレビもなんにも夢さえ見てない♪」を聴いたときに、「ん? なんだこの曲!」って思いました(笑)。でも歌詞が「乙女の逆襲 ネイルの拳に希望掴みたい」とか「もがいてるこの手で明日を拓け!」とか力強くて、曲調は全然違いますけど、「大器晩成」も「乙女の逆襲」も人生を考えさせられる歌詞だなと思って、こういう心で解る曲が歌えてとっても嬉しいです。自分の生き様や想いをちゃんと重ねられる。

--このシングルをきっかけにアンジュルムの逆襲劇や快進撃は始まると思ってるんですけど、グループ全体のテンションは今どんな感じなんでしょう?

和田彩花:まだメンバーがこの「良い」って評価されている状態にはそんなに気付いてないと思うんですよ。多分、今まで通りの感覚だと思うし、逆にそれで良いとも思うんですけど、でも今置かれてる状況に気付かないとチャンスを見逃す恐れもあるんじゃないかなと思いますね。なので、今の状況をみんなでちゃんと実感して、理解して、勢いに乗っていきたいと私は思います。

竹内朱莉:「大器晩成」が『めちゃ×2イケてるッ!』のエンディングテーマになってたり、今このシングルで盛り上がらないといけないんだなって私たちも思ってますし、すごくストレートな言い方になっちゃうんですけど、私、このシングルで売れたいんです。売れたいんですよ! だから私は気合い入ってます。売れようとしてます、私は。私はこの曲で売れようとしています。

一同:(笑)

--『めちゃ×2イケてるッ!』で流れたとき、感動しませんでした?

竹内朱莉:ビックリしましたね! 凄いですよね。あと、「大器晩成」ってどんな場面で使っても合うと思うんですよ。『めちゃ×2イケてるッ!』にもちゃんと合ってたし、それでちゃんと印象にも残る。なので、「なんだ? この曲は」と思って検索してくれたら嬉しいなって思います。

--このシングルでデビューするのはどんな気分ですか?

佐々木莉佳子:一番最初のシングルが『大器晩成/乙女の逆襲』なのはすごく嬉しいです。このシングルで始まりからどーん!と行けたらすごく嬉しいですし、「新メンバーが入って悪くなったね」じゃなく「すごく良くなったね」って言われるようにしていきたいなって思ってます。

--そんな超攻撃的なシングル『大器晩成/乙女の逆襲』をシーンに投下する訳ですけど、今のアイドルシーンってどんな風に映ってたりするんですか?

和田彩花:私、あんまりアイドル詳しくないんですよ。ハロー!プロジェクトはすごく好きなんですけど、それ以外のアイドルってなると申し訳ないんですけどよく知らないんです。ただ、アイドルって言われるものの一般的なイメージって、ニコニコ笑って歌って踊ってる人だと思うんです。でも私はそれだけがアイドルじゃないと思うし、別にアイドルだからって可愛くて元気な曲だけを歌う訳じゃないし、ハロー!プロジェクトはすごくいろんな曲があるし、そもそもどの曲も良いじゃないですか。別にアイドルソングっていうものじゃないんで、ひとつの曲として聴いてもらいたいです。アイドルだけれども、音楽を伝えたいなって最近思います。音楽を楽しんでもらいたい。

竹内朱莉:私もアイドルはあんまり聴いたりしないんです。ハロー!プロジェクトは本当に好きなんですけど、他のアイドルさんはスマイレージに入ってから徐々に知っていったぐらいで。でも今ってアイドルがすごく賑わってる時代じゃないですか。その中で可愛らしくてブリブリした感じが一般的にはアイドルだと捉えられてると思うんですよ。でも本当にそれだけじゃないし、ハロー!プロジェクトってそこまでブリブリした曲もないし、むしろ格好良い曲が多いし、パフォーマンスも歌も凄い人たちがたくさんいるので、そういうところをもっと世間の方々に観てもらいたいです。「なんでもっとみんな観ないの? なんで違うところ行っちゃうんだろう?」って思いますね。何かの曲を聴いたり、パフォーマンスを観れば絶対「凄いな」って引っ掛かると思うんですよ。だから一回観てほしい。

佐々木莉佳子:私はアイドルさんたちが大好きなんですけど、アイドル戦国時代って言われていろんなアイドルさんが出てきている中で、ハロー!プロジェクトはアクロバットをやったりとか、体張ってるというか、パフォーマンスレベルが高いなって思うんです。もっと世間の人たちに観てもらいたいなって思います。

--ハロー!プロジェクトからも新しいアイドルグループが次々と出てきてるじゃないですか。そんな様々なアイドルがいる中でアンジュルムはどんな存在になっていきたいと思いますか?

※Berryz工房 『cha cha SING』 (MV)
※Berryz工房 『cha cha SING』 (MV)

竹内朱莉:Berryz工房さんが「私たちが活動休止した後にエンターテインメントを売りにしていけるグループは、ハロー!プロジェクトの中だったらスマイレージだよね」って言ってくれていたんですけど、私たちって何でも出来ちゃうんですよ。面白いことも得意だし、可愛い曲もあれば格好良い曲もあったり、いろんな面を見せていけるので、そこは大事にしていきたいなって思いますね。他のグループには負けたくないです。

和田彩花:ハロー!プロジェクトは「見せる」っていうことがすごく得意だと思うんですよ。でも私たちは「見せる」ことがそんなに得意じゃないと思うんです。ずっとライブハウスだったので。でもその分、心が強い。それはずっとライブハウスでやってきた私たちの武器だし、強み。日本武道館公演を観てくださった研修生時代のマネージャーさんが「スマイレージの武道館が一番近くに感じられた」って言ってくれたんですよ。それがすごく嬉くて! その時期はいろんなグループが武道館でライブされていたんですけど、私たちは初めてで。それでも一番近くに感じてもらえたっていうのは、ライブハウスをあんなに頑張って廻ってきた成果だと思うし、これは強みにできるって思いましたね。そういうことをこれから3期にも教えていきたいです。

--では、最後に。先ほど話していた、まだ振り返ってくれていない皆さんへ。これからアンジュルムに振り返らせたい皆さんへメッセージをお願いします。

佐々木莉佳子:今はいろんなアイドルさんがたくさんいますけど、その中でもハロー!プロジェクトは一番格好良いと思うので、まずは『めちゃ×2イケてるッ!』などでアンジュルムの存在を知ってもらって、興味を持って頂いて、コンサートとかも観てほしいなって思います。好きになってもらって……うーん、いろいろ! いろいろ知ってもらいたいなって思います。

竹内朱莉:私はもう今回のシングルで売れる気満々なので、今この記事でアンジュルムを知った人とかは早く聴いておいたほうがいいですね。売れてから「あ、そう言えば」だとちょっとアレじゃないですか。

--ちょっとダサいよね。

竹内朱莉:ちょっとダサいじゃないですか。

一同:(笑)

竹内朱莉:そのときには誰でも知ってるじゃないですか。「アンジュルム? 知ってるに決まってんじゃん」ってなっちゃうから、今聴いておいたほうがいいですね。アンジュルムのこの2曲をひとまず聴いておいてもらって、今すぐにでも。それで「アンジュルム知ってる? これから売れるらしいよ」って言っておくと、後々「ほら、俺、言ってたでしょ?」って言えるじゃないですか! ってなる予定なので、私の中では。なので、アイドルは好きとか嫌いとかそういうのは一回取っ払って、とりあえず聴いてみてください。で、覚えておくと今後の為に良いですから。天狗になれますから。「アンジュルムは売れるって言ってたでしょ」って上から物が言えるようになりますから!

和田彩花:ここまで言って1年後とか売れてなかったら、恥ずかしいったらありゃしないよ(笑)。

竹内朱莉:売れなかったら恥ずかしいですけど、まぁまぁまぁ。売れます。私がそう言ったからには売れます!

和田彩花:まずは「大器晩成」を聴いて頂けたらいいんじゃないかな? 別にアイドルが好きじゃなくて、音楽が好きな人が聴くと結構ハマるらしいんですよ! 生で演奏しているのがすごく良いらしくて。音楽が好きな人に出逢うと「音が良い」って言うんですよ。まぁ「私たちの声はどうでもいいのか?」ってなっちゃうんですけど(笑)。

竹内朱莉:Instrumentalをめっちゃリピートしてるかもしれない!

和田彩花:それでもいいけど!

--それでもいいんだ(笑)。

和田彩花:入り方はどこからでもいいです。それでちょっと興味を持ってもらったりして、やっぱり「ライブで観てもらわないと」って思いますので、どこからでも入ってきて頂いて私たちのライブに辿り着いてもらえたらと嬉しいなと思います。

Interviewer:平賀哲雄

※以下、おまけ。

--以上になります。ありがとうございました。

アンジュルム:ありがとうございました!

--という訳で、これからアンジュルムを追わせて頂きたいと思っていますので、よろしくお願いします。

竹内朱莉:良いタイミングですよ、それ。

一同:(笑)

--今だったらダサくないですか?

竹内朱莉:全然格好良い。天狗になれます!「言ったでしょ?」って。

和田彩花:もう恥ずかしいよ、たけちゃん!

竹内朱莉:1年後はもうアリーナツアーやってますから。

和田彩花:たけちゃん一番天狗になってる!

佐々木莉佳子:アハハハハハ!

アンジュルム「大器晩成/乙女の逆襲」

大器晩成/乙女の逆襲

2015/02/04 RELEASE
HKCN-50397 ¥ 1,760(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.大器晩成
  2. 02.乙女の逆襲
  3. 03.大器晩成 (Instrumental)
  4. 04.乙女の逆襲 (Instrumental)

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