全国各地に続々とオープンする大型ショッピングモール。モール内にあるスーパーや広場の一角で販売される地元の新鮮な食材。レストランや総菜も地域の名店がテナントとして入っていることが多い。
「安心して利用してもらえるよう、生産者の顔が見え、販売者と対面して買えるミニマルシェのようなコーナーを設置しているところも増えています。地元の野菜や果物は旬のものも多く、値段も手頃で安心して利用可能。また、店づくりにも緑を飾ったりして、上質感を出すようにしています」(日本ショッピングセンター協会情報企画部の今井隆さん)
『玉川高島屋S・C』では毎月第1土曜と日曜に『TAMAGAWA GREEN MARKET』を実施。
「地元世田谷の農家をはじめとする全国各地の生産者や専門店が約40店舗出店し、朝採れたての野菜や果物を販売しています。生産者も直接、消費者の反応を得られ、消費者も試食や、生産者と直接話をしながら食材選びができて、楽しいという声もあります」(玉川高島屋S・C広報担当)
『マークイズみなとみらい』(神奈川県横浜市)の屋上には果樹園や菜園『みんなの庭』も登場。果樹園には県内で育種された『湘南ゴールド』をはじめとする20種類以上の柑橘類やいちじく、ぶどう、ベリー類も植えられ、収穫体験イベントも行われる。
菜園では野菜やハーブの種まきから収穫までできるイベントもあるので、まさに地元で採れたての野菜や果物を味わうことができる。
また、『イオンレイクタウン』(埼玉県越谷市)では、全国各地の“ご当地フード”を集めた『ジャパンフードマーケット』を『レイクタウンアウトレット』で展開する他、ご当地のスイーツを集めたイベントも定期的に開催している。
さらに、全国のイオンモール31店舗では、「ニッポン縦断! 物産☆オールスターズ 地域産品応援プロジェクト」がスタート。各地の名産品を7つのエリアに分け、週替わりで販売する(3月9日まで)。
※女性セブン2014年2月13日号