2015年3月14日、北陸新幹線の開業が予定されている。今回開業を迎えるのは長野から金沢間で、東京~金沢間を最速2時間28分で結ぶことができる。現在、東京からのアクセスが約4時間であることを考えると、大幅な時間短縮だ。車内は漆器や金箔を思わせる色調を採用し、金沢駅舎内も伝統工芸品を活用した装飾が施され、視覚からも石川らしさを堪能できるそうだ。
開業に伴う地元の期待も高く、石川県庁を旗振り役に、民間企業や団体、県民が一体となって開業を盛り上げようとしている。そのなかから、金沢市内のホテル8社による金沢の誘客プロジェクトチーム「金澤八家」の取り組みについて、石川県企画振興部企画課の岩池さんにご紹介いただいた。
金澤八家という個性的な名前は、百万石を誇る加賀藩を支えた八つの家老家「加賀八家」にあやかったそうだ。続いて、誘客力を強化する取り組みについて伺った。
つぎに「もてなし力」の強化とはどのようなことだろうか。
今ある魅力の強化、そして、眠っていた魅力に光を当てる取り組みを進めている金澤八家。しかし、やはり石川県といえば食の魅力も捨てがたい。日本中のグルメをうならせる企画はないか伺った。
4大スターに選ばれた加賀野菜のホテルランチは、12,000食完売済と、徐々に名物力も高まってきているようだ。間近に迫る北陸新幹線の開業。今まで知ることのなかった石川県の魅力を発見できるこのチャンス。官民一体の取り組みを通し、乗車してから帰路につくまでずっと、あたたかなもてなしを受けられることだろう。