カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的テクニック「屋外ポートレート」編

カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的テクニック「屋外ポートレート」編

LIGブログ編集部

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こんにちは、LIGブログ編集部です。
こちらは、カメラ初心者が魅力的な写真を撮影するための実践的なテクニックを紹介していく全3回のシリーズ記事です。

以前、下記の記事でも解説をさせていただきましたが、魅力的な写真を撮影するためには「主役が一目でわかること」「主役を引き立てる背景、構図で撮影されていること」という2点が大切になります。

しかし上達するための最大のコツは、とにかく実際に写真を撮影してみて改善すべきポイントを見つけることです。

そこでこのシリーズでは、LIG社内のカメラ初心者メンバーが実際に撮影した写真を例に、「どういうポイントを意識すれば、もっと魅力的な写真が撮れるようになるのか」について、解説をしていきたいと思います。

第1回は「屋外でのポートレート撮影」編となります。

ポートレートとは
人物をメインに撮影された写真のこと。全身、バストアップ、顔、体の一部だけなど、被写体の状態に関わらず、テーマとして人物が中心にある写真のことをポートレートという。
特に、その人物の特徴やイメージをうまく捉えた写真が望ましい。また、写真だけでなく肖像画などもポートレートと呼ばれる場合がある。

それでは、いってみましょう。

※この記事は、2014年10月10日に公開された記事を再編集したものです。

1. テーマを決める

人物の写真を撮るときは「綺麗にみせたい」「個性(優しい雰囲気とか)を表現したい」「スタイルの良さを強調したい」など、何かしらの狙いを持っていると思います。

まずはそれをテーマとして、明確に設定してから撮るようにしましょう。

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たとえばこちらの写真ですが、被写体は何となく楽しそうなポーズをとっています。
しかし目を瞑ってしまっているうえに、外も暗く曇っており、全体的に何を表現したい写真なのかがよくわかりません。

つまり、「テーマ」がない写真になってしまっているのです。この写真を見て「良い写真だ!」と思う人は、恐らくいないでしょう。

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つづいてこちらの写真は、背景のビル群のせいで全体的にごちゃごちゃした雰囲気となっています。被写体も遠くを見つめながら、何だか疲れたような表情をしています。

しかし写真のテーマを「仕事に疲れた都会のビジネスマン」などにしているのであれば、人物と背景の雰囲気がそれなりにマッチしており、悪くない1枚だと言えるでしょう。

ただし、昼間ではなく夕方に撮影していたほうが、よりテーマに合った1枚となっていたのではないでしょうか。

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良い写真の例はこちらで、テーマは「笑顔」。被写体の特徴的で魅力のある表情を、うまく引き出し、表現できているのではないでしょうか。

明るい場所でひまわりなどが背景にあると、さらに良い写真になると思います。

2. 背景をぼかす

被写体を目立たせるコツは、とにかく被写体以外を注目させないことです。そのため、ポートレート写真では「背景をぼかす」テクニックが多用されます。

※背景をぼかす方法については、以下の記事を参考にしてください。

 

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こちらの写真は背景がわりとくっきりとしているので、ゴチャゴチャといろいろなものが写っている印象を与えてしまいます。

また、建物の看板文字や車の運転手の顔などには無意識に注目してしまいます。被写体の魅力を最大限にひき出すためには、関係のない背景はぼかしてしまいましょう。

ロケーションにこだわる

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背景をぼかすときはロケーションにもこだわりましょう。「どうせぼかすのだからロケーションは関係ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、背景の色味などによってさまざまな雰囲気を演出できます。

特に屋外の場合は、緑葉などの自然色が加わることで写真全体の雰囲気が柔らかくなるのでオススメです。

他にも空や海、山などは被写体が映えますし、人工物であればレンガの壁や金網などは特別な雰囲気のある写真になります。

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