住まいの雑学
梅雨の悩み、カビ・じめじめ撃退
磯部美緒/企画・エフェクト
磯部美緒/企画・エフェクト
2015年6月30日 (火)

シャワーカーテンの"カビ対策”。毎日すべきお手入れは?

シャワーカーテンの"カビ対策”。毎日すべきお手入れは?
写真: iStock / thinkstock
梅雨に入ると、湿度も急激にアップ! とくに湿度の高い浴室で、シャワーカーテンはカビが生えやすく悩みの種になりがち。
そこで今回は、一流ホテルのシャワーカーテンのクリーニングを請け負っている、株式会社白洋舍の属(さっか)さんに伺った。

――シャワーカーテンにカビを生えさせないためには、日々どんなふうにお手入れをすればいいのでしょう?

カビは高温多湿で、汚れ(栄養分)がある部分に生えます。つまり、浴室やシャワーカーテンは絶好の場所で、汚れを残さないことと、高温多湿を避けることが大切です

――日常的にすべきシャワーカーテンをきれいに保つ方法はありますか?

ポイントは3つです。
1、石鹸カスなどの汚れを洗い流す
2、水滴をはらい落とし、浴槽や壁に張り付かないように広げておく
3、換気をして、温度と湿度を下げる

換気には、窓を開ける、浴室ドアを開ける、換気扇を回すなどが効果的ですよ。

――では、シャワーカーテンの洗濯はどのくらいの頻度ですればよいでしょうか?

汚れの度合いによりますが、毎日のお手入れをしていれば、月に1回程度で十分です。洗濯の方法は、取扱い方の表示を参考にしてください。布素材(ポリエステル素材など)のものは、中性洗剤などを使って洗濯できるものもありますが、シート状素材(塩化ビニル樹脂など)のものは、洗濯機で洗うといたみやすいのでおすすめできません

――なるほど、洗濯不可のものもあるから日々のお手入れは重要ですね。では、もしもカビが生えてしまった場合、家庭できれいにするには?

浴室のカビ取り剤、または塩素系の漂白剤で落とします。少しのカビなら、綿棒で付着させるかスプレーしましょう。広範囲に及んでしまったものは、浴槽に水を少量ためて、漂白剤を適正量に薄めてからシャワーカーテンを浸します。
カビを落とした後は、十分にシャワーで洗い流して、乾燥させます。漂白剤が服についたり、眼に入ったりしないように注意し、十分に換気をしながら作業しましょう。なかには、漂白剤で変色する素材もあるので、試してから使うのがおすすめです

ガンコなカビは落としきれないこともあるそうだが、シャワーカーテンを清潔にかつ快適に使い続けるためには、まずはカビをつけないように日々のお手入れからはじめよう。

●取材協力
株式会社白洋舍
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