Sony Mobileのトップ、Sonyはスマートフォン事業を売却しないし撤退もしないとインタビューで明かす

投稿日時 7月 7th, 2015 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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昨年の大幅な赤字によって Sony から売却されるという憶測も伝えられている Sony Mobile ですが、海外メディアの Arabian Business からのインタビューに応じた Sony Mobile 代表の十時氏がその噂を完璧に否定しました。

Sony のスマートフォン事業撤退については、ロイターが関係者の話を引用して、「撤退も普通にあり得る話だと」と報じたことを発端にして様々な噂や憶測が飛び交っています。

Sony Mobile は 2016 年末までに 30% のコスト削減と 20% の人員削減を行うべくリストア策を講じています。その一環として、2015 年末までに約 2,100 人をリストラする計画を明らかにしており、既にスウェーデンにある生産工場と研究開発部署の人員 1,000 名を解雇しました。

十時氏はインタビューの中で、これらの施策を含めて、「状況は改善すると確信しています」としたうえで、「既に計画を実行に移しており、年末までには完了させます。2015 年は大きな変革の年になるでしょう。うまくいけば、2016 年には財務業績が改善するはずです」と述べました。

また、昨年に巨額の赤字を計上した理由については、2012 年に Ericsson から買い取った Sony Ericsson 株の金額が高すぎたために生じた減損を計上したのが主な理由とし、これは帳簿上の損失であるだけで、キャッシュフローには影響を与えることはないと述べました。

Sony は過去にも VAIO を業績不振で分社化しており、同様に、Sony Mobile も売却される可能性があるとの見方も伝えられていますが、十時氏は、PC とスマートフォンは大きく違う製品で、今の Sony は絶対に撤退しないだろうと述べました。

Source : Arabian Business