東京都心六本木にほど近い港区麻布台の飯倉片町に、ひっそりとたたずむヴィンテージ住宅がある。通称スペイン村と呼ばれる「和朗フラット」だ。
この建物は、昭和11年ごろ建てられた洋風集合住宅で、当時5棟が建てられたが戦火で一部消失し、現存するのは1号棟、2号棟、4号棟の計3棟。そしてじつは、戦前からあるこの洋風ヴィンテージアパートは、今でも賃貸住宅として現役なのだ。
そこで和朗フラット1号棟、2号棟の管理をしているジェイ・ネットワーク株式会社の原竹さんに、どんな方に人気があるのか伺ってみた。
個性的な物件だけに、芸術家がアトリエにしていたりするのかと思いきや、そうでもないようだ。では、その方たちは、どのような理由で和朗フラットを選んでいるのだろうか?
なるほど、自宅が癒やしの空間として機能しているということか。ところで、改修工事を繰り返し、大切に住み継がれているこのアパート、室内にはどんな設備があるのだろうか?
多少の寒さも、都心にたたずむヴィンテージアパートの風格の前には吹き飛んでしまうのかも。いつかはこんな歴史ある住宅での暮らしはいかがだろうか?