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家事ハラ 家事する夫に62歳主婦「本音は自分がやった方が楽」

 家事を手伝う夫に妻が必要以上に厳しくダメ出しをする「家事ハラ」が話題だ。『週刊ポスト』が実施した30~70代既婚男性アンケートでは約8割が「担当する」感じがあり、そのうち7割が家事ハラを受けていると回答。ところが、この夫側の訴えに妻たちからも言いたいことが山ほどあり、この問題の根深さがうかがわれる。
 
 結婚40年を迎える65歳の専業主婦・Aさんは、夫が「買ってきてやったぞ」と帰宅するたびにため息をつく日々だという。定年退職して3年、最近家事を「手伝う」ようになった夫は、現役時代は家事などいっさいやらず、子供が独立する頃になってようやく脱いだスーツを自分でハンガーにかけるようになった程度だった。

「それが最近は『買い物は俺が行く』と言い出して。メモを持って買い出しに行くのはいいのですが、『歯ブラシ買っておいたぞ』『ビール、残り少なかっただろ』と、余計なものまで買ってくる。安くなる日が決まっているのに、夫は値段も気にせず買ってきてしまうんですから。喉元まで文句は出かかります。でも、男なんてそんなものだと自分を納得させています。どこの奥さんも我慢していると思いますよ」

 62歳のBさん(専業主婦)も、

「本音を言えば、自分がやったほうがラクですから」

 としみじみ話す。

「『やってやるよ』と言う夫に、『私がやった方が早いから』なんて言おうものなら喧嘩のもと。洗濯物がシワシワのまま干されているのを気づかれないように直しています。それなのに恩着せがましく『ふー、朝から頑張ったな』とのたまうから、こっちはため息しか出ません」(Bさん)

※週刊ポスト2014年10月3日号

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