首都圏に住む40代シングル300人(男女それぞれ150人)に、同棲・結婚に関する質問をし、4つの選択肢のなかから、最もあてはまる項目を1つ選んでもらった。
Q.同棲・結婚に興味はありますか?
・同棲にも結婚にも興味がある(31.0%)
・同棲には興味があるが、結婚には興味がない(8.7%)
・同棲には興味がないが、結婚には興味がある(12.0%)
・同棲にも結婚にも興味がない(48.3%)
結果は、約半数が「同棲にも結婚にも興味がない」(48.3%)と回答。
フリーコメントを見ると、「一人の気楽な時間が好き」という内容が圧倒的に多い。また、「恋愛に飽きた」というコメントも目立つ。長く一人暮らしを続けていると、他人と一緒に生活することや、恋愛関係を築くことがおっくうに感じるのかもしれない。
一方、同棲・結婚に興味がある人のフリーコメントには、「一人の寂しさ」や「将来・老後への不安」から、相手を求めている内容が多く見受けられた。しかし、同棲・結婚を目指して積極的に行動しているのではなく、“良い縁”に恵まれれば、いつかはしてみたいという考えのようだ。
前述の調査結果を男女別にすると、女性よりも男性のほうが、同棲・結婚に興味があることが分かった(男性38.0%に対し、女性24.0%)。男性のなかには、フリーコメントで「子どもを持ちたい」と回答する人も数名おり、家庭を築くことへの憧れもあるのかもしれない。
しかし、半数以上の女性は同棲・結婚に興味がない。結婚をして家庭を築くメリットよりも、「食事の支度をしたくない」(47歳・女性)、「相手を介護することだから」(44歳・女性)と、結婚をデメリットとして捉える人もいる。女性のほうが恋愛に関して積極的かと思えるのだが、実はそうとも限らない。
ちなみに、今回の調査では恋人の有無も質問しており、先ほどの結婚意向の低さとは裏腹に、男性で現在恋人がいる人は20.0%なのに対して、女性は26.7%とやや高い。同棲や結婚をして共同生活をするよりも、ある程度の距離を保ちながらお互い自由に暮らしたい、というのが40代シングル女性のホンネなのかも。
アンケート回答者のなかには、年齢がネックになり、結婚を諦めた人も散見された。将来結婚したい派の人は、日ごろから“良い縁”を見逃さないように……。