風水は部屋や間取りと大いに関係があると思われがちだが、食べ物にも深い関係がある。風水建築デザイナーのユミリーこと直居由美里さんが好調な運気を得られる食生活を解説してくれた。
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風水は環境を整えるための学問ですが、食も環境のひとつです。風水的に好ましい食生活を続ければ、自然な形で運気が好転していきます。
反対に、好調な運気に恵まれている人でも、食をおざなりにしていると、徐々にパワーが落ちていきます。
豪華な食材をお腹いっぱい食べることが必ずしも開運にはつながりません。そろそろお正月のお祝いムードも終わり、日常生活のリズムを取り戻すタイミング。毎日の食事にこそ、開運の鍵が隠されています。
風水食の基本は、旬の食材を食べること。新鮮な野菜や果物、魚は命のパワーにあふれ、それらをいただくことで、体にもエネルギーが満たされるのです。
そして、同じものを食べても、食卓の環境によってエネルギーの入り方が違います。ここが従来の栄養学とは見解が異なるところです。ひとり寂しく雑然とした食卓でテレビを見ながら、あるいはスマホを片手に機械的に箸を動かすのでは、食べ物からの開運エネルギーは得られません。
現代生活では、家族で暮らしていても食事は個別の時間帯に食べるというケースが増えているようですが、3食すべてでなくても、なるべく家族や友人となごやかに食卓を囲む機会を持ちましょう。
※女性セブン2015年1月29日号