COMMENT
太平洋不知火楽団は解散します。
最後のライブは3/9笹祭@新宿ロフト、3/14.28(両日ともお昼)ASO ROCK FES FAINAL@下北沢屋根裏の3本のみとなります。
太平洋不知火楽団になってはじめて出演したのが下北沢屋根裏の昼のオーディションライブでした。奇しくも下北沢屋根裏の閉店を受け、最後のライブをシモヤネ時代からの戦友であるofstruction
、salsa、オワリカラと古巣のシモヤネの最後にやらせていただくとことなりました。
活動休止してからも、何度か復活、リユニオンみたいなことをしてきましたが、その過程で太平洋をやりきったという思いにいたりました。
応援してくれた皆さんには度々ヤキモキさせてすみませんという気持ちと、こんな気まぐれ3人組のことをずっと気にかけてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にいろいろありましたが、太平洋不知火楽団はやはり自分がはじめて組んだ特別なバンドであり、ひとことでいえば青春なんてドブに捨てたような笹口の唯一の青春だった気がします。
ほぼ10年くらいずっと男3人でやってればケンカもアツレキも生まれましたが、それでも一緒にバンドやってくれた2人には感謝してます。
こんなことがいえるのも活動休止してから、復活、リユニオンなどを経てちょっと大人になったからかもしれません。
とにかくあと3本のライブに不知火ズの10年をすべてぶつけてしっかり終わらせたいと思ってますので是非残り3本見にきてやってください!
Guitar&Vocal
笹口聡吾
バンドというものは他人と他人の集合体ですので、定期的に集まり、スタジオで練習し、こまめに合わせないと何もかもがすぐにボロボロになってしまうものです。
しかし昨年のリユニオンでは、丸二年休んでいたのにも関わらず、いざ音を出してみると指も身体もかつてのその動きをすべて覚えており、私がこのバンドに捧げ、共に歩み、育ってきた日々を私は改めて感じたのでした。
昨年末の「リユニオン」の際は、様々なイベントにお呼び頂き本当にありがとうございました。
このバンドは2012年10月1日に終わったものであり、それ以降も何度かライブはしましたが、再始動も再結成もしていません。終焉について言いたいことや思ったことは、二年前にすべて言ったと記憶しております。ですので今さら「解散」と銘打ったところで感慨はありません。
ただ、メンバーの誰か一人がきちんと幕引きをしたい、これで終わりにしたいと言うのならば、僭越ながら私もそれに同意させて頂きます。どんなものでも形があるということは美しいことであり、きちんと終われるということもまた奇跡的なことであると、この二年間で知りました。
3月に閉店する下北沢屋根裏でのイベントは、色々な意味での最終決着戦です。
どうか最後まで、このバンドの終わりのそのまた終わりを見届けて頂ければと思います。
Bass
大内ライダー
あれこれ考えたけれど、だらだらと長くなるだけでビッとした一言もでてこないのですが、二人がきっと美しくまとめあげてくれるのでそこは任せようと思います。
不思議と「解散」に対して後悔も未練もなければ、充足感や達成感もなく、一筆認めた書道家がそっと筆を置く様に似た静寂な心地でおります。休止の時は悶絶したのが嘘のように。
いいことも、悪いこともいろいろしでかして、それでも多くの人がそれを許してくれ、自由気ままにここまで活動できたことはとても楽しいことであったし、サザンオールスターズだって経験できなかったことをやってきたんだよ、と自負してます。
振り返れば、練馬区は江古田のマクドナルドからはじまってえらく遠くまで流れてきたもんだ。ここからどこへ流れてゆくのかねぇ。
おっと、にしんのパイが焼きあがったみたいなのでこの辺で。私このパイ嫌いなのよね。
今日までありがとうございました。またどこかで。
Grand Drum
津金・C・リョータ