春を迎えて、新生活をスタートする人の中には、あらたに一人暮らしを始める人も多いのではないだろうか。ところで、一人暮らしを実際にしてみて、「寂しい」と感じる人も多いのでは? 一人暮らしをしている人、349人にアンケートを実施した。
なんと1位は“寂しいと感じるときはない”という結果に! 誰の目も気にしないで、自分の好きなことをのびのびと楽しめるのが一人暮らしの醍醐味。趣味に遊びにと忙しいのか、寂しさを感じる暇がない人が多いという結果になった。
2位は寂しさを感じるシチュエーションとして当然の“体調をくずしたとき”。「体調が悪くても自分で食事を用意しないといけない」「親のありがたみを感じる」など、看病してくれる人がいない辛さが伝わるコメントが多かった。
3位~5位は、誰かと過ごしたあと1人になって、心細さを感じるシチュエーションが続いている。
3位では「実家がにぎやかで暖かかったぶんギャップが苦しい」、「実家から戻り、自分の家を開けた瞬間、誰もいないとき」など、家族のいる実家から自分ひとりの家に帰ったときの静けさを辛いとするコメントが見られた。
4位の「楽しく飲んだ後とか、ひとり静かな部屋がさみしい」、「友人宅で何日か過ごし、人とワイワイした後」、5位の「ただいまと言っても何も返ってこない時」、「怖い話をして1人で帰った時」(これは怖い!)など、一人になったことを実感したときにもあらためて寂しさを感じるようだ。
6位は同数で“ひとりで食事するとき”、“地震があったとき”が並んだ。
“ひとりで食事するとき”では「1人でごはんをつくって1人でごはんを食べるとき」、「誰かにおいしいと言われたい」など、誰かいたら楽しかったりうれしかったりするのに……、という残念さがにじみ出るコメントが多かった。一方、“地震があったとき”には「一人で死ぬんじゃないかと思うから」、「家族との連絡がとれなくなったとき」と、まさに災害への恐怖を感じさせるものが並んだ。
ほかにも、思わず頷きたくなるこんなコメントがあった。
●体調をくずしたとき
39℃の熱が出て、解熱剤を飲もうとしたら使用期限が切れていたので近所の薬局まで自分で買いに行かざるを得なかったときは不便だと思った(女性・24歳)
●実家から戻ったとき
長期休暇で実家へ帰省した後、東京へ戻るとき。家族と別れた後や新幹線に乗り込んだ後、急に寂しくなって泣いてしまうことがある(女性・20歳)
●誕生日などのイベント時
いつも通りの何もない日常を送っているのがなんとなく虚しい(女性・28歳)
●友人に恋人ができたとき
恋人が出来た途端連絡頻度が少なくなった(女性・27歳)
●夜になり暗くなってきたとき
お昼寝をしていて、ふと目覚めると夕方になっているときがあるが、そのときはなんとなく寂しい(男性・29歳)
何をしても自由で、楽しさも満喫できる一人暮らし。だが、寂しさをまぎらわせる自分なりの方法を見つけ出すまでは、ちょっと辛いときもあるのかもしれない。