アニメの舞台？ あの街の家賃相場を調べてみた【老舗アニメ編】

『クレヨンしんちゃん』の舞台？ …春日部

●春日部駅（埼玉県春日部市／東武伊勢崎線ほか）
家賃相場：5.13万円（ワンルーム／1K／1DK）

お調子者でいたずら好きな5歳の幼稚園児・野原しんのすけが、幼稚園や家庭内で巻き起こす騒動を描くギャグマンガ。1990年より約20年間『漫画アクション』に連載され、TVアニメは現在も放送継続中。
原作者の故・臼井儀人さんが春日部市在住だったこともあり、春日部市市制50周年を記念して、野原一家に特別住民票を発行したことでも話題になった。春日部駅は東武野田線と東武伊勢崎線の2本の電車が通っており、都内にも電車で1時間程度。仕事で都内に通う人も多く、東京のベッドタウンになっている。買い物など生活も便利な割に緑も多く、ファミリー層には住みやすそうな街だ。

『美少女戦士セーラームーン』の舞台？ …麻布十番

●麻布十番駅（東京都港区／東京メトロ南北線ほか）
家賃相場：11.92万円（ワンルーム／1K／1DK）

1990年代『なかよし』に連載された少女漫画で、“美少女戦士モノ”というジャンルを確立させた。中学2年生の月野うさぎが、「セーラームーン」に変身し、街の平和を守るため妖魔を倒すというストーリー。
麻布十番は、作者である武内直子さんが連載時に住んでいた街であり、漫画のキャラクターが巫女や神主を務めていたとされる氷川神社など、ファンならテンションが上がるスポットが多く存在する。六本木にほど近い場所にありながら、商店街があり生活にも便利。閑静な住宅街で、都心のなかでも人気を集める街である。

『ちびまる子ちゃん』の舞台？ …清水

●清水駅（静岡県静岡市清水区／JR東海道本線ほか）
家賃相場：4.69万円（ワンルーム／1K／1DK）

静岡県清水市（現・静岡市清水区）で少女時代を過ごした作者・さくらももこさんの体験を元にしたギャグマンガ。小学3年生の主人公・ちびまる子ちゃんの日常を描いている。1986年より『りぼん』に掲載され、アニメ放送は今年で25周年を迎える長寿番組である。
静岡鉄道の新清水駅近くには、アニメの世界を再現した『ちびまる子ちゃんランド』があり、さくら家や教室などを体験することができる。清水区は三保湾、駿河湾がある昔からの港町であり、新鮮な魚介が味わえるのが魅力。のんびりした雰囲気もあり、冬も温暖で住みやすいと言われている。

ほかにも老舗アニメの舞台地を調べてみると、『サザエさん』の舞台と言われる、東急田園都市線の桜新町駅の家賃は8.16万円。『スラムダンク』の神奈川県鎌倉市、江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅の家賃は5.92万円という家賃相場だった。

マンガやアニメのモデルとなった土地は、原作者が実際に住んでいた街が多いようだ。上記だけでなく、アニメの舞台となった街は意外と身近にある。自分の好きな作品のモデルとなった場所を調べて、実際に住むつもりで調べてみるのも面白いかも？

※家賃相場は2015年1月1日～3月31日にSUUMOに掲載された賃貸物件から算出しています。随時更新のため変動の可能性があります。