大阪道頓堀の顔「グリコのランナー」こと、商標としての正式名称は『ゴールインマーク』。ランニングに短パン姿のランナーが両手あげてドヤ顔でゴールを決めているあの看板の人です。

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道頓堀のグリコ看板01

国内外問わず大阪が紹介される場合には、必ずと言って良いほど大阪の一部として紹介され、今や本来の宣伝看板としての役割だけでなく、大阪の象徴としての役割も担っています。

■ランナー80年のほとんどあの場所にいるって

ゴールインマークの誕生は1922年(大正11年)の江崎グリコの創業時。今から93年前。余計な豆知識ですが、同年生まれにはマンガ家の水木しげる先生がいたりします。

話を戻して、ゴールインマークがあの場所に初登場したのは80年前の1935年(昭和10年)。
戦時中に鉄材供出のため撤去された12年間(1943年~1955年)と、隣接するビル改装に伴う2年半(1996年1月~1998年7月)のお休みを除き、ほとんどの期間あの場所で輝きつづけているそうです。ちなみに現在の看板は6代目。

■10月1日から突然「生い立ち」映像流される

そのグリコ看板が10月1日から突如、ゴールインマークの赤ちゃん時代からの生い立ち映像を流し始めました。実はこれ、同日に江崎グリコ株式会社とグリコ乳業株式会社の合併にともない、「ゴールではなく、スタートだ。」をキーワードに展開しているもの。つまり今回のものは「いっちょやったるか!」という意気込みが込められてるんですね。映像は一人の人間が成長する中で、時に転び雨に降られることもあるけれど、その後に明るい未来が待っている……。というちょっと泣けるストーリー。グリコさん泣かせにきてるな!

道頓堀のグリコ看板02
道頓堀のグリコ看板03
道頓堀のグリコ看板04
道頓堀のグリコ看板05
道頓堀のグリコ看板01

普段は5つの国と地域を走る映像がローテーションで流されていますが、10月1日から8日23時45分までの8日間は、毎日日没後30分後から点灯開始し、24時消灯のスケジュールで流されるそうです。
記念映像は毎時00分、15分、30分、45分の4回実施。1回1分程度なので見逃しやすいかもしれません。また、あくまで合併を記念した「今回限りの公開」となっているので、偶然みかけたら本当にラッキーです。

なお、今回の記念映像は動画でも配信されています。でも本来であれば直接本物を見たいところ。9日からは普段の映像に切り替わるということなので、見に行く方はお早めに、そして見に行く場合にはぜひ上記スケジュールを参考にしてみてください。

▼道頓堀グリコサイン 特別映像 (85秒)
https://youtu.be/PvxH5lA3Ubc