2020年06月24日(水) 更新

OB訪問で手土産を持参する時のマナー|適切な物~NG品・渡すタイミング・断られた時の対応まとめ

OB訪問にお土産を持っていく就活生はほぼいない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「OB訪問で手土産は持っていきましたか?その場合、なにを持っていきましたか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 持っていってない
  • 経験なし
  • 行っていないです
  • 行っていないです
  • 持っていってない

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「OB訪問で手土産は持っていきましたか?その場合、なにを持っていきましたか?」

キャリアパークがアンケート調査をおこなった就活生のほとんどは、OB訪問で手土産を持って行った経験がないようです。「経験なし」といった回答以外にも「持っていってない」と答えるように、OB訪問の経験はあるがお土産を持っていく就活生はいなかったのがわかりました。
では、OB訪問でお土産を持っていく行為について、どのような意見があるのかを確認していきましょう。

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OB訪問の手土産持参には賛否両論アリ

OB訪問の際の手土産については、忙しい中わざわざ時間を割いてくれたOB・OGに対する気遣いを表すためにお土産をもっていくとよいという声もあれば、はたまた賄賂と思われ不正入社を疑われるので不要というマイナスの意見もあります。実際、手土産を持参していくケースは稀なので、そこまで気にしなくてよいでしょう。

ただ、もし手土産を持参するのであれば、OB訪問の手土産のマナーとしては相手の負担にならないものを選ぶのが基本です。菓子折りを、と考える方も多いかと思いますが、やはり賄賂のように受け取られてしまってはマイナスになってしまうので避けた方がよいでしょう。

また、相手のお仕事中やお仕事前に訪問する場合は職場に持ってかえることのできる手土産にしてください。香りの強いものやアルコール類は避けた方が無難です。

手土産はOB訪問を始める直前に渡すのがマナー

OB訪問で手土産を渡すタイミングは、OB・OG訪問を始める直前がもっとも良いでしょう。場の雰囲気が和むとともに、先輩のあなたに対する印象がよくなり有意義な話をしてもらいやすくなります。

お土産を渡すときには、感謝の言葉を一言添えましょう。このとき、失礼がないようにと礼儀やマナーを気にしすぎるあまり、かえって緊張して不自然な敬語になってしまう方がいますが、そこまで気にする必要はないでしょう。学生のあなたに完璧な礼儀やマナーを相手も求めていません。

感謝の気持ちを伝えるのが大前提

手土産は「今回、会っていただいたお礼です」と感謝の気持ちを十分に伝えることにだけ注意して、手渡しましょう。ただ1つだけ、手土産を手渡すときには、片手でなく両手で手渡すようにしてください。

これは最低限のマナーです。これから社会人になって菓子折りなどのお土産を渡す機会も増えてくるでしょう。OB訪問の段階から、そうしたマナーを身につけておくのが大切です。

OB訪問で手土産を受けとってもらえないときは?

公務員など、職業によっては手土産や贈り物を受けとれない場合もあります。公務員ではお土産をもらうと収賄罪に問われる危険性があるからです。

OB訪問の感謝の気持ちを伝えるつもりでも、無理にすすめれば相手に迷惑をかけてしまうことになります。相手にお土産を断られたら、どうするのが正しいマナーなのでしょうか?

手土産は二度断られたら引くのがマナー

手土産を渡したとき、相手が遠慮して和やかに断ったら、「気持ちですので、ぜひ受けとってください」と一度だけ手土産をすすめるぶんには構いませんが、それでも相手が断ったら二度とすすめてはいけません。持参した手土産はサッとしまいましょう。無理にすすめるのは、絶対にしてはいけないマナーです。

ただ、相手に気遣いをさせないようにするには会話のテクニックも重要です。「買いすぎてしまったので」「実家から大量に送られてきて飲みきれないので」など一言添えると、受けとってもらいやすくなります。しかし、強引に手土産を渡すことだけは、絶対やめましょう。

手土産はなくてもいいが、お礼メールは必ず送ろう!

OB訪問に手土産を持参する必要はありませんが、訪問を終えた後は必ずお礼メールを送る必要があります。相手のOBは社会人として忙しい身であるにも関わらず、時間を割いて来て頂いているわけです。OB訪問を終えた後はその日のうちに、感謝の意を添えてメールを送るようにしましょう。

OB訪問の手土産は菓子折りを避けて選ぼう!渡すタイミングは始まる直前

OB訪問に持参する手土産は、あなたの相手に対する感謝の気持ちを伝えるための一つの道具です。お土産の中身や渡すときの礼儀・マナーをわきまえつつ、感謝の気持ちをきちんと伝えることを意識するとよいでしょう。OB訪問での手土産は菓子折りを避け、飲み物を持参するようにしてください。

しかし、受けとってはいけない企業や職業も存在します。相手が二度断ったら、強引に手土産を渡すのは絶対NGのマナーだと覚えておきましょう。

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