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磯部美緒/企画・エフェクト
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2015年2月23日 (月)

一人暮らしの節約術! 冷凍食材の保存・調理をマスターしよう

一人暮らしの節約術!冷凍食材の保存・調理をマスターしよう(写真: iStock / thinkstock)
写真: iStock / thinkstock

食材の価格が高騰している昨今、日々の生活から無駄をなくして節約に励みたいもの。とくに一人暮らしに慣れないころは、ついつい食材が余って腐らせてしまうなんて失敗も……。まずは、食材を無駄なく活用したい! 

そこで今回は、フードコーディネーターとして活躍する蓮池陽子さんに、簡単にできる食材冷凍術を伝授していただいた。

そもそも、冷凍に向いている食材って?

■下処理いらずでそのまま冷凍できる食材
・・・きのこ類、トマト、なす、ズッキーニ、小松菜、水菜、にらなど

「これらは、下処理いらずでそのまま冷凍できておすすめです。トマトならそのままスープや煮こみに、なすやズッキーニは冷凍したまま切って使えます。あさり、しじみなど貝類は冷凍のまま調理できて便利ですよ」

■切って冷凍するのにおすすめの食材
・・・大根、にんじん、ごぼう、アスパラ、キャベツなど

「大根は例えば1.5cm厚さくらいのいちょう切りで。冷凍することで繊維が壊れるので、味がしみやすくなります。にんじん、ごぼう、アスパラ、キャベツなども小さめに切って冷凍するとよいでしょう」

では、おいしく食べるには?上手に冷凍するコツ・調理するときのワザ

冷凍した食材はどうやったらおいしく食すことができるのだろうか。まずは上手に冷凍するコツを教わった。

「買ってきた食材は鮮度がよいうちに冷凍しましょう。新しいうちに加工することで、おいしい状態で長もちします。空気に触れると劣化が始まるので、冷凍するとき、ラップを2重にしたり、冷凍用のポリ袋に入れましょう」

肉や魚はとくに鮮度が気になりますが、コツはあるのでしょうか。

「肉や魚もトレーから出し、ラップし直してから。なるべく平らに薄くして冷凍すると、その後使いやすいですよ」

なるほど。つぎに、いざ調理するときの3つのワザも教えていただいた。

■1.冷凍のまま調理スタート

「調理するときはなるべく冷凍のまま調理し始めましょう。というのは、冷凍したことで繊維が壊れ、水分が普通より多く出るからです」

■2.冷凍したら1カ月くらいで使いきる

「冷凍食材は1カ月くらいで使いきりましょう。古くなってきたら香りの強いスパイス、例えばクミンなどを加えると食べやすくなります」

■3.冷凍した食材を仕上げるときのコツ

「きんぴら、ひじき、おからなどのお惣菜は、仕上げるときにごま油を入れると、冷凍くささが気になりません。しょうが焼き、から揚げ用など味つけした肉は半解凍して加熱調理するとよいでしょう」

冷凍食材はゆでる、炒めるなど便利に使えるが、蓮池さんのおすすめ調理法は蒸し煮だそうだ。鍋にオリーブ油、にんにくと好みの野菜を入れ、弱火にかけて火を通すだけででき上がり。そのままパスタソースにしてもよし、水を足してスープにしてもよいとのこと。

ちなみに、“冷凍保存NG”の食材もあるの?

「きゅうり、こんにゃく、豆腐、卵など水分の多いものは食感が変わってしまいます。じゃがいも、さつまいもなどのいも類、かぼちゃはかたまりのままではNGですが、一度加熱してマッシュしておけば冷凍できます」

豆腐や卵などは冷凍することであえて食感を変えるのも冷凍の一つの楽しみ、と蓮池さん。まずはチャレンジしやすい食材から! アドバイスを参考に、ぜひ試してみてほしい。

●取材協力
フードコーディネーター 蓮池陽子さん
Be-Nature School
HP:http://www.be-nature.jp
blog: http://ameblo.jp/lotusyoko/
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