住まいの雑学
池谷梢 /企画・エフェクト
池谷梢 /企画・エフェクト
2014年12月16日 (火)

あなたの家では進んでますか? サンタさんを迎える準備

あなたの家では進んでますか? サンタさんを迎える準備(写真:Stockbyte / thinkstock)
写真:Stockbyte / thinkstock

もうすぐクリスマス。みなさんはサンタクロースを迎える準備はお済みでしょうか。準備なんて必要なの? という方、そんなあなたにこそ是非読んでいただきたい。日本で唯一、グリーンランド国際サンタクロース協会認定のサンタクロースであるパラダイス山元さんに、クリスマスの準備について話を伺いました。

まず、サンタクロースとしてどのような活動をされているのでしょうか?

「1998年から公認サンタクロースとして活動していますが、イベントに出たりなどのほかに、クリスマスまでに施設にいる子どもたち、入院している子どもたちなどにプレゼントを届けたり、クリスマスについての話をしに行ったりしています」

ところで、サンタクロースを迎える準備は、何をしたらよいでしょうか?

「日本では暖炉と煙突があるような家はほとんどありませんから、玄関から子ども部屋までのサンタの通り道になるところをきれいにしておくとよいと思います」

なるほど。サンタさんの通り道を綺麗にしておけば良いのか! 日本と外国のクリスマスの習慣の違いはあるのでしょうか?

「日本と違い、外国では11月末に大掃除をする国がほとんど。家をきれいに片付けてツリーを飾り、サンタを迎える準備をするのです。ほかにも、クリスマス前にはサンタを迎えるための儀式のようなものがいくつかあります。サンタに手紙を書き、家族と一緒にビスケットやジンジャークッキーを焼いて、プレゼントを運んでくれたサンタに感謝の気持ちを表すのです」

ではサンタクロースに来てもらう為に、普段からどのような生活をすればよいでしょうか。

「サンタはクリスマスにプレゼントを運んでくれるだけの存在ではありません。普段から家族や近所の人たちと仲良くし、いい子にしている子のところにだけやって来ます。クリスマスだけでなく、1年いい子で過ごした子だけにサンタが来てくれるんですよ」

日本ではクリスマスの本質が正しく伝わっていないと感じることがあるそうですが?

「日本ではクリスマスにチキンを食べる人が多いようですが、北欧ではポークを食べます。昔、豚がそりを引いて贈り物を持ってきたところ、その豚まで食べ始めてしまった、という言い伝えがあるからです。またデンマークではいくつになってもサンタを信じる気持ちを大事にする成熟した文化が根付いています。日本で”本当に、サンタを信じているの?”という問いかけをみかけますが、あれは子どもたちが目にすることを考えると由々しき問題だと思いますね」

クリスマスはもともと家族団らんで過ごし、絆を確かめ合う日。仕事だという人も、夜は家でのんびり食事を楽しみながら、サンタクロースを迎えてみてはどうだろうか。

●取材協力
グリーンランド国際サンタクロース協会日本支部
公式サイト「にっぽんのサンタさん」
HP:http://www.japan-santa.com/
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