10月に入ってから、夏がもどってきたような暑い日が続いたが、そろそろ本格的に衣替えが必要な時期になってきた。衣替えはクローゼットの整理も兼ねているから、時には不要な洋服に気付くこともある。それらの洋服をリサイクルショップやネットオークションで売ることもできるが、最終的に捨ててしまわなければいけない洋服も出てくるはず。そんなときにぜひチャレンジしてみたいのが「リメイク」だ。
そこで今回は、アパレル企業に勤務経験があり、現在2歳11カ月の男の子のママでもある柴田さやかさんに、不要な洋服のリメイク術について伺った。テーマは“大人服を子ども服に”。ママさんらしいアイデアで2つのリメイク服を披露していただいた。
【子ども用ズボン】
■準備するもの
・大人用カットソー1枚
・好きな柄の布(12cm×60cm)
・ウエスト用ゴム(44cm)
・ポンチョ用の飾り(なくても可)
■つくり方
1.胴体部分を上下半分にカットする(上はズボン、下はポンチョの材料に)
2.カットソーを裏返し、襟ぐりがズボンのウエストに、袖がズボンの足になるようにイメージして前と後ろの身頃をつまんでいく。ズボンの形になったら前と後ろの中心をミシンで縫う
3.つまんだ部分の余分な生地を切り落とす。股ぐり部分(上半分のカットした裾部分)を中表で縫う
4.好きな布をズボンのウエストと縫い合わせ、ウエストゴムを入れる
【子ども用ポンチョ】
1.カットソーの下半分を用意
2.胴体横の上半分の縫い目を解く(ここがポンチョの袖になる)
3.上の部分を首まわりを残して縫い合わせる
4.袖や首まわりをチロリアンテープやボンボンなどで飾り付ける
今回教えていただいた中で特に秀逸なのは、袖をリメイクしたズボン! いちからつくるときと比べて、縫い合わせる箇所が3分の1以下になるアイデアリメイクだ。着なくなった服でも、パーツとしてならまだまだ現役。組み合わせのアイデアを思いついたなら、思い切ってリメイクにチャレンジしてみては。